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[アジア大会]U-21代表好発進…攻撃陣爆発でクウェートに4発快勝!!

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[9.14 アジア大会GL第1戦 日本4-1クウェート 仁川]

 U-21日本代表は14日、アジア大会グループリーグ初戦となるクウェート戦を迎えた。前半43分にMF大島僚太(川崎F)のゴールで先制すると、後半5分にFW鈴木武蔵が決めて2点差とする。1点を返されながらもDF岩波拓也、鈴木のゴールで2点を追加したU-21代表は4-1の勝利を収めて、白星スタートを切った。

 最終ラインに5枚を並べるU-21代表は、相手陣内までは無理にプレッシャーを掛けずに、自陣に入ってきた相手に寄せて自由を奪った。後方からのハイボールにはゴール中央を固める187センチのDF西野貴治(G大阪)、186センチのDF植田直通(鹿島)、DF岩波拓也(神戸)がきっちりはね返してクウェートに攻撃の形を作らせない。[スタメン&布陣はコチラ]

 そして攻撃に移ると両サイドハーフのFW野津田岳人(広島)とMF中島翔哉(F東京)、両SBのDF室屋成(明治大)とDF山中亮輔(千葉)が1列高い位置に上がって3-4-3のポジションを取り、相手ゴールをこじ開けにかかる。前半10分に左サイドを突破した中島のグラウンダーのクロスから野津田が左足で狙うも、シュートは枠上に外れた。

 守備に重心を置きながらも好機を作るU-21代表は前半20分、岩波の縦パスを受けた野津田が中央の中島に送る。しかし、中島がミドルレンジから狙ったシュートはGKのセーブに遭った。さらに同21分には野津田がミドルシュートを放つも枠を捉え切れず、同23分には中島のクロスから岩波がヘッドで狙ったがネットを揺らすには至らなかった。

 しかし前半43分、ついにU-21代表が均衡を破る。MF原川力が中盤でボールを受けると、スルスルと前線に上がった大島へ絶妙なパスが届けられる。大島は華麗なトラップから左足でゴールに流し込んで、U-21代表が先制に成功。前半アディショナルタイムにはピンチを迎えたがGK牲川歩見の好セーブでしのいで、1-0と1点をリードして前半を終えた。

 さらに後半立ち上がりに追加点を叩き込む。後半5分、CKで野津田のキックから西野が狙ったヘディングシュートは相手DFのクリアに遭うも、直後のCKから得点が生まれた。再び野津田が蹴り出したボールをファーサイドの植田がゴール前へ折り返すと、FW鈴木武蔵がヘディングで押し込み、スコアを2-0とした。

 その後も攻め立てるU-21代表は後半16分に大島、同20分に室屋、同21分に中島が次々と好機を迎えたが、相手GKのセーブにも遭って3点目を奪うには至らない。すると同25分、ゴール前で混戦になると相手のシュートを一度は岩波がゴールライン上でのクリアに成功するが、こぼれ球をFWユセフ・ナジャフに決められて1点差に詰め寄られてしまう。

 しかし、後半29分にCKの流れから左サイドでボールを受けた原川のグラウンダーのクロスをニアサイドで植田がつぶれると、ファーサイドに走り込んだ岩波が蹴り込み、再びリードを2点差に広げた。さらに同38分には鈴木が自身2点目となるチーム4点目を突き刺して、ダメ押しゴールを記録。4-1のまま逃げ切って、白星スタートを飾った。

(取材・文 折戸岳彦)

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