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[アジア大会]2連覇狙うなでしこ、初戦は中国相手にスコアレスドロー

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[9.15 アジア大会GL第1戦 日本女子0-0中国女子 南洞]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は15日、アジア大会初戦となる中国女子戦を迎えた。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半もスコアが動かないまま0-0で試合終了を迎えた。

 序盤から主導権を握るなでしこはボランチのMF宮間あや、MF阪口夢穂を中心に攻撃を組み立てる。両サイドから攻略を試みながら、時おりロングボールを使って攻撃に変化を加えたがクロスや落としの精度を欠いて、なかなかシュートまで持ち込めない展開が続いた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半20分にはMF中島依美がミドルレンジからゴールマウスを捉えるシュートを放つが、GKのセーブに遭って先制点を奪うには至らない。さらに同31分には左サイドを突破したMF川澄奈穂美のクロスからFW高瀬愛実がヘディングシュートを狙ったものの、枠を捉えることはできなかった。守備ではカウンターから危機を招く場面もあり、前半40分にはPA内から相手にシュートを許したがGK海堀あゆみがきっちりキャッチして失点をしのぎ、前半をスコアレスのまま折り返した。

 何とか中国ゴールをこじ開けたいなでしこは、後半8分に左サイドから切り込んだ宮間が放ったシュートが高瀬に当たってコースが変わったが、相手GKの好セーブに遭ってネットを揺らせない。同12分には右サイドから運んだFW増矢理花が左足で強烈なシュートを放つも、再び相手GKのファインセーブに阻まれた。

 均衡を破れないなでしこは後半25分に高瀬に代えてFW菅澤優衣香、さらに同32分には増矢に代えてFW吉良知夏を投入して状況を打開しようとする。すると同33分、PA付近までボールを運んだ阪口がミドルシュートを狙ったが、惜しくもクロスバーに阻まれる。さらに同35分には途中出場した吉良が積極的に放つも、シュートは枠を捉えることができなかった。

 最後まで得点こそ奪えなかったが、ピンチにさらされる場面がありながらも集中した守備で失点を防いで、2連覇を狙うアジア大会初戦は0-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)

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