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[CL]バーゼル柿谷がCLデビューも…連覇狙うレアルが5発発進!!

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[9.16 欧州CLグループリーグ第1節 レアル・マドリー5-1バーゼル]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は16日、各地でグループリーグ第1節1日目を行った。B組では日本代表FW柿谷曜一朗が所属するバーゼル(スイス)が敵地で昨季王者レアル・マドリー(スペイン)と対戦。オウンゴールで先制したレアルが前半だけで4得点を奪い、後半にも得点を重ねて5-1で初戦を快勝した。柿谷は後半19分から途中出場し、欧州CLデビューを果たしている。

 昨季10回目の欧州CL制覇を果たしたが、現在リーグ戦2連敗中と調子の上がらないレアル。先発メンバーに、今夏加入したMFトニ・クロースとMFハメス・ロドリゲスも名を連ね、レアルでの初の欧州CLを迎えた。対するバーゼルは、柿谷がベンチスタート。13日のリーグ戦から先発4人を変えて初戦に臨んだ。

 開始からアウェーのバーゼルが冷静にボールを回してシュートまでつなぐ場面もあったが、先制したのはやはりレアルだった。前半14分、オーバーラップしたDFナチョ・フェルナンデスがハメスとのワンツーからPA内に侵入してクロス。これがクリアに行ったDFマレク・スヒーに当たって、オウンゴールでレアルが先制した。

 バーゼルも直後の前半16分に、左クロスからFWマルコ・シュトレラーがチャンスを作ったが、先制からボール支配率を高めたレアルが徐々に本領を発揮した。同30分、MFルカ・モドリッチの絶妙なスルーパスから一瞬のスピードで裏を取ったMFガレス・ベイルが追加点。さらに1分後の31分、モドリッチが右へと展開したボールをベイルが中央へと折り返し、FWクリスティアーノ・ロナウドが右足で押し込んで、3-0。レアルが一気にリードを広げた。

 攻撃の手を緩めないレアルは前半37分、FWカリム・ベンゼマのシュートはGKに弾かれたが、こぼれ球に詰めたハメスが右足で押し込んで加点した。しかし、バーゼルも直後の38分にカウンターからFWデルリス・ゴンサレスがゴール左隅に流し込み、1-4。バーゼルがワンチャンスを生かし、1点を返して前半を折り返した。

 後半もレアルが試合を優勢に進める。それでも膠着状態が続くと守勢に立つバーゼルが先に動く。同19分にDFワルテル・サムエルを下げて、柿谷を投入した。投入直後の20分には柿谷がドリブルで左サイドから仕掛け、遠い位置から右足を振り抜いたが、GKイケル・カシージャスがキャッチ。22分には決定機もD・ゴンサレスのシュートはカシージャスに至近距離で阻まれた。

 レアルはDFセルヒオ・ラモスやモドリッチを下げるなど余裕の采配を見せる。しかし、バーゼルも反撃。後半31分、DFファビアン・シェアがジャカとのワンツーから左足シュート。これに飛びついたカシージャスも届かなかったが、惜しくも右ポストを叩いた。すると、同34分にレアルがC・ロナウドとのワンツーからベンゼマがダメ押しゴール。5-1で攻撃陣揃い踏みのレアルが連覇へ向けて最高のスタートを切った。

 なお、第2戦は来月1日に行われ、バーゼルがホームでリバプール(イングランド)と、レアルが敵地でルドゴレツ(ブルガリア)と対戦する。


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