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本田の連続ゴールもストップ…ミランはユベントスに敗れ今季初黒星

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[9.20 セリエA第3節 ミラン0-1ユベントス]

 セリエAは20日、第3節1日目を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは本拠地サン・シーロでユベントスと対戦し、0-1で敗れた。ミランの開幕からの連勝は2でストップし、今季初黒星を喫した。本田の連続ゴールもストップした。

 開幕から2戦連続ゴールと好調を維持する本田。フィリッポ・インザーギ監督の信頼も獲得し、3トップの右FWのレギュラーの座を確実に手にしている。相手はリーグ3連覇中のユベントス。チームとしても、個人としても試金石となる一戦になった。

 ともに開幕連勝を決めている両チーム。しかしウィークデーに欧州CLを戦ったユベントスに対し、ミランは丸々1週間、間隔が空いてのゲームになった。

 序盤、ペースを握ったのはミランだった。最大のチャンスは前半27分、MFサリー・ムンタリがアーリークロスを入れると、DFジョルジョ・キエッリーニとの駆け引きに勝った本田がヘディングシュートで合わせる。2試合連続のヘディングでのゴールかと思われたが、名手ジャンルイジ・ブッフォンに右手一本で弾き出され、先制点とはならなかった。

 すると徐々にユベントスもペースを盛り返す。前半31分にはFWフェルナンド・ジョレンテにGKと1対1の場面を作られるが、クリスティアン・アッビアーティが何とか防ぎ切る。同38分にはMFクラウディオ・マルキージオの左足ミドルがポストを直撃。ミランにとっては肝を冷やすシーンが続いた。

 後半に入ると、ユベントスがさらにゲームを支配する。すると後半26分、FWカルロス・テベスがMFポール・ポグバに当てると、追い越してリターンパスを受ける。完全に抜け出し、GKと1対1になると、冷静に右足で押し込み、待望の先制ゴールを挙げた。

 先行を許したミランは後半31分、新戦力のFWフェルナンド・トーレスを投入。システムを4-2-3-1にして、トレースを1トップ。トップ下にFWジェレミー・メネス、左MFにFWジャコモ・ボナベントゥーラ、本田は右MFに入った。しかし局面の打開を図れずにいると、同38分に最後のカードとして本田に代えて、FWジャンパオロ・パッツィーニを投入。トーレスとの2トップにして同点ゴールを目指した。

 しかし試合はこのまま0-1で終了。ユベントスの巧者ぶりに屈する形でミランは今季初黒星を喫した。ユベントスは開幕3連勝を決めている。


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