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[アジア大会]多彩な4得点でパレスチナ撃破、U-21代表がベスト8進出!!

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[9.25 アジア大会決勝T1回戦 日本4-0パレスチナ 華城]

 U-21日本代表は25日、アジア大会決勝トーナメント1回戦パレスチナ戦を迎えた。前半にDF遠藤航とFW鈴木武蔵の得点で2点をリードしたU-21代表は、後半にFW荒野拓馬とMF原川力が加点。4-0の勝利を収め、ベスト8進出を決めた。日本は28日の準々決勝で韓国と香港の勝者と対戦する。

 U-21代表はGL第3戦ネパール戦の4-2-3-1から4-3-3にシステムを変更。メンバーはMF矢島慎也に代えてMF原川力、GKポープ・ウィリアムに代えてGK牲川歩見、そして負傷のDF山中亮輔に代えてMF秋野央樹をスタメン起用してこの一戦を迎えた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からリズムをつかんだU-21代表がパレスチナを押し込む展開となる。前半13分にはMF秋野央樹のFKから鈴木がヘッドで狙うも枠上に外れ、同15分にはDF岩波拓也の縦パスからFW野津田岳人が左足でシュートを放つも枠を捉え切れず。

 前線に1人を残して守備に重心を置くパレスチナのゴールをこじ開けるのに苦戦するかと思われたが、同17分に鮮やかな連係からゴールを陥れる。攻め上がったアンカーの遠藤が野津田から落としを受けると、鈴木とのワンツーでPA内に侵入して右足で先制点を叩き込んだ。

 そして、攻勢を強めるU-21代表に追加点をもたらしたのが背番号9だった。前半21分の決定機で空振りし、同24分にはネットを揺らしながらもオフサイドの判定に取り消された鈴木が、同28分に正真正銘のゴールを叩き込む。CKの流れから右サイドに開いたMF原川力がクロスを送ると、鈴木がヘディングで豪快に突き刺して2-0とリードを広げた。

 2点リードで迎えた後半も追加点を狙いに行くが、後半3分にMF大島僚太のパスから鈴木が狙ったシュートはGK正面を突き、同16分にMF中島翔哉がドリブルからシュートまで持ち込むがこれもGKのセーブに遭ってしまう。その後、なかなかシュートまで持ち込めない展開が続くと手倉森誠監督は同18分に矢島を投入。中島をトップ下に置いた4-2-3-1とシステムを変更して3点目を狙いに行く。

 さらに後半28分には荒野を投入して、前への圧力を強めようとする。すると同31分、遠藤のパスから抜け出した荒野が落ち着いてゴールネットを揺らして3点目をマーク。さらに同37分には野津田のシュートのこぼれ球を原川が流し込んで4点目。パレスチナに押し込まれる時間帯もあったが守備陣が粘り強くしのぎ、4-0の完封勝利でベスト8進出を決めた。

(取材・文 折戸岳彦)

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