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[アジア大会]エースがきっちりお仕事、4戦5発と絶好調のFW鈴木

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[9.25 アジア大会決勝T1回戦 日本4-0パレスチナ 華城]

 エースがきっちり仕事をこなした。U-21日本代表FW鈴木武蔵はグループリーグの3試合でチーム最多となる4点をマークと得点を量産中。そして、決勝トーナメント1回戦パレスチナ戦ではネットを揺らすのに苦労しながらも、今大会自身5点目を叩き込んだ。

「(遠藤)航くんがシュートを打ちやすいボールを出すように意識して落としました」。そう語ったのは前半17分の先制点の場面。アンカーの位置から前線に上がったDF遠藤航からボールを受けると、柔らかい落としで遠藤のゴールをアシスト。「あれはうまく崩せたかなって思います」と満足気に振り返った。

 その後は自身の得点に期待が高まった。しかし、前半21分にはMF秋野央樹のクロスから決定機を迎えたが、まさかの空振り。さらに同24分には再び秋野のクロスを、今度はジャストミートさせてネットを揺らすもオフサイドの判定に取り消されてしまう。

 しかし、このままで終わらないのがエースだ。前半27分、CKの流れから右サイドに開いたMF原川力から鋭いクロスが送られる。誰よりも早く反応した鈴木は、ドンピシャのタイミングでヘディングで合わせ、チームに2点目をもたらした。

「セットプレーはだいぶ練習していたので、それがうまくできて良かった。ヘディングで点を取れたのは自分にとっても大きなことです」と胸を張って答えると、「自分は高さもあるので、ヘディングがもっと強くなったら攻撃のバリエーションが増えます。バリエーションが増えれば、もっと点が取れると思う」とさらなる得点量産を狙っている。

(取材・文 折戸岳彦)

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