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[アジア大会]完全アウェーを歓迎、MF大島「勝ったら気持ちが良い」

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 決勝トーナメント1回戦パレスチナ戦で4-0の勝利を収めたU-21日本代表は、28日の準々決勝で韓国と対戦する。キャプテンを務めるMF大島僚太は、完全アウェーとなる一戦を待ちわびている。

 韓国の印象を、「自分自身、まだ対戦したことがないので、詳しくは分かりません。ただ今回はU-23ですし、オーバーエイジもいるということで、能力は高いと思っています」と話しながらも、「Jリーグでプレーしている選手もいるようなので、そこはやりやすいのかなと思います」と語った。

 パレスチナ戦では相手のプレッシャーが弱く、細かいパスワークを披露。韓国戦では激しいフィジカルコンタクトが繰り広げられ、球際の攻防が勝敗を分ける一つのポイントとなりそうだが、「それは皆分かっていることなので。最初は慣れるのに時間が掛かるかもしれませんが、徐々に慣れて皆でちゃんとパスをつなげればいい」と自分たちのサッカーを貫こうとしている。

 ここまでの試合ではスタジアムを観客を埋め尽くすようなことはなかったが、地元チームとの対戦ではスタジアムが真っ赤に染まることが予想される。12番目の選手が韓国を後押しすることになるものの、「まあ、いいことじゃないですか。相手としてもレベルがすごく高いでしょうが、アウェーの空気は嫌いじゃないので」と意に介さない。

 アウェーの空気は嫌いじゃない。それはなぜか。「だって、勝ったら気持ちが良いじゃないですか」とケロリと答えた。キャプテンは完全アウェーの中で勝利を収めて最高の気分を味わおうと、韓国戦に照準を合わせる。

(取材・文 折戸岳彦)

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