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[アジア大会]復帰初戦で初得点、なでしこFW高瀬「皆がここまで連れてきてくれた」

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[9.26 アジア大会準々決勝 日本女子9-0香港女子 華城]

 負傷から復帰したストライカーが待望の今大会初得点を挙げた。グループリーグ初戦の中国戦の後半25分に負傷交代した日本女子代表(なでしこジャパン)FW高瀬愛実は、準々決勝の香港戦で3試合ぶりにピッチに戻ってきた。

 後半開始から投入されると同21分、左サイドのFW吉良知夏のクロスをヘディングで合わせてチーム7点目をマークした。「どこかで(出場する)チャンスはあるんだろうと準備はしていましたが、後半(開始)から交代するとは思っていませんでした」と話したものの、自身の初得点については「次につながるような得点を取りたいと思っていたので、1点だけですけど良いゴールをしっかり決められたのは自信にもなりますし、次につながるかなと思います」と胸を張って答えた。

 得点に喜びの表情を浮かべた高瀬だが、再びピッチに立つ機会を与えてくれたチームメイトに感謝を忘れない。「(負傷をして)大会が終わったわけではなかったですし、チームが勝利し続けてくれて、こういう場に連れて来てもらったので本当にありがたかったです」。

 チームがここまで連れてきてくれた。だからこそ、今後の爆発を狙っている。「早く皆と一緒にプレーしたいという気持ちでしたし、こうやって決勝トーナメントに入って、大事なところで戻ってこれて良かったです。個人としても結果にこだわっているので、しっかり気合いを入れて、準決勝に臨めたらなと思います」と意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)

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