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NACKで半年ぶり勝利! ズラタン&家長弾の大宮が残留ライバル清水下す!!

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[9.27 J1第26節 大宮2-1清水 NACK]

 27日、各地でJ1第26節が行われ、NACK5スタジアム大宮では17位で勝ち点22の大宮アルディージャが、15位で勝ち点25の清水エスパルスを迎えた。残留争いのライバル同士の一戦は、2-1。大宮がシーソーゲームを制し、勝ち点3をもぎとった。

 前節・川崎F戦(1-3)で連勝が止まった大宮は先発を2人変更。DF中村北斗が2試合ぶりにスタメンに戻り、ベンチ外となったチーム得点王・FWムルジャに代わってMF橋本晃司が入り、ズラタンが1トップにおさまった。

 主力に負傷者を多く抱える清水はDF吉田豊が出場停止。昨季まで大宮に在籍していたFWノヴァコヴィッチ、24日に発表されたU-19日本代表に選出されたDF三浦弦太らがスタメンに名を連ねた。

 勝ち点3がほしい大宮が序盤から攻勢をかける。MFカルリーニョスが中盤の底でサイドへ効果的なパスを配給して清水を押し込むと、開始9分で待望の先制点が生まれる。カルリーニョスの左サイドへのサイドチェンジがMF泉澤仁に通ると、DFを引きつけてオーバーラップしてきた中村へ。中村のクロスにズラタンがニアサイドで頭で合わせる。ズラタンの9試合ぶりの得点でリードを奪った。

 MF六平光成が清水の最初のシュートを放ったのは29分。ここから清水の時間に移る。FW大前元紀、MF石毛秀樹、DF河井陽介のシュートで反撃に転じるもゴールを割ることはできず、0-1とリードを許したまま後半へ。

 後半5分、河井のクロスをノヴァコヴィッチが頭で落とした浮き球を、MF本田拓也のバイシクルシュートがとらえる。これがネットを揺らし、清水が試合を振り出しに戻す。

 勝ち越し点を狙う大宮は、19分、橋本に代えてMF渡邉大剛を投入。対する清水は22分、水谷に代わってFW高木俊幸が入った。

 この交代で流れを引き寄せたのは大宮だった。28分、MF家長昭博と泉澤の崩しで得たCK、キッカーは渡邊。これをMF家長昭博が右足で合わせて2-1。大宮が勝ち越しに成功する。
 
 再びリードを奪った大宮はMF和田拓也とDF福田俊介を入れて逃げ切りを計る。攻勢に出る清水の隙をついてカウンターに出るなど上手く時計の針を進めると、4分のアディショナルタイムを経てタイムアップ。

 3月23日の第4節仙台戦(4-0)以来となるNACKでの勝利を手にした大宮は、勝ち点を25にのばすと暫定ながら14位まで順位を上げた。一方、7戦勝ちなし(1分6敗)で4連敗となった清水は暫定で16位に。降格圏まで順位を下げている。

(取材・文 奥山典幸)

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