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独紙評価:「香川はドルトムントの攻撃を勢いづけた」

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リーグでは個人初黒星のダービー戦も及第点

 27日に行われたブンデスリーガ第6節、ボルシア・ドルトムントはアウェーでのシャルケ戦を1-2で落としている。今回の「ルールダービー」ではドルトムントMF香川真司が57分からプレーし、シャルケDF内田篤人がフル出場。今季4度目のベンチ入りとなったドルトムントU-23所属のMF丸岡満は出番が訪れなかった。

 後半にFWチーロ・インモービレの代わりに投入された香川。85分にはやや左の位置からペナルティーエリアに侵入するFWアドリアン・ラモスにダイアゴナルパスを送るなど見せ場をつくったものの、結局ゴールに絡むことはできず。自身がピッチに立つ間、ドルトムントが失点を許すことはなかったが、リーグ戦において初めてこのダービーを敗者として終えることになった。

 香川はドイツ『ビルト』(チーム平均点4.0)の採点で、GKロマン・ヴァイデンフェラー、1点を返したFWピエール=エメリク・オーバメヤン、途中出場したMFミロシュ・ヨイッチと同じ3と、チーム最高タイの及第点が与えられている。また両センターバックのDFマッツ・フンメルス、ネヴェン・スボティッチ、MFケヴィン・グロスクロイツ、インモービレは最低タイの5、そのほかの5人は4をつけられた。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

『キッカー』(チーム平均点3.7)では、香川のプレーは3.5とオーバメヤン(2.5)、GKヴァイデンフェラー(3)に次ぐチーム3位タイの評価。2トップで出場したインモービレとA・ラモス、シャルケの先制点に関与したフンメルスは4.5と厳しい点数となっている。

 地元『ヴェストドイチェ・アルゲマイネ』(チーム平均点3.54)では、GKヴァイデンフェラー(2.5)が最高点で、香川はオーバメヤン、スボティッチ、A・ラモスとともに2位タイの3と及第点が与えられた。プレーについては次のような寸評を記している。

「インモービレの代わりに投入された彼は、トップ下のポジションでドルトムントの攻撃を勢いづけた。たくさん動き、高い技術を見せている。(相手にとって)危険な位置に入ったが、それのほとんどを生かすことができなかった。それでも、浮き球気味のパスを送り込んだ場面では同点ゴールを演出しかけた」

 リーグでは3試合勝ちなしとなったドルトムントは12位に後退。10月1日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)、アンデルレヒトとのアウェー戦を挟んで、次節はハンブルガーSVをホームに迎える。

 一方、シャルケはリーグで3試合負けなし。ドルトムントを追い越して10位に浮上した同チームは、30日にホームでマリボルとのCL戦に臨み、リーグ第7節ではホッフェンハイムとのアウェー戦を控えている。

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