[10.2 ELグループリーグ第2節 フェイエノールト2-1スタンダール・リエージュ]

　ヨーロッパリーグ(EL)は2日、各地でグループリーグ第2節を行った。G組の日本代表GK川島永嗣とFW小野裕二の所属するスタンダール・リエージュ(ベルギー)は敵地でフェイエノールト(オランダ)と対戦し、1-2で敗れた。川島はフル出場。小野は後半32分から途中出場して、ELデビューを果たした。

　最初にチャンスを作ったのフェイエノールト。前半26分、ゴール正面からMFヨルディ・クラシーが強烈ミドル。無回転のシュートはGK川島が弾き、こぼれ球をFWエルビス・マヌが蹴り込むも川島が左手一本で弾き出した。スタンダールも同36分、MFポール・ジョゼ・ムポクの浮き球パスに抜け出したFWジェフ・ルイがループシュートを放つもGKに弾き出された。

　前半はスコアレスで折り返したが、後半開始早々の3分に均衡が破れる。フェイエノールトは、左サイドからDFミケル・ネロムがロングスローをゴール前に放り込む。これに競ったDFスバン・ファン・ベークの頭をかすめてバウンドしたボールがGK川島の頭上を越えて、ゴールに吸い込まれた。

　先制を許したスタンダールも反撃に出る。後半20分、ムポクが前線へフィード。これはDFにカットされるもルイが拾って強引に突破を試みたがこれもDFに囲まれて止められる。しかし、相手に当たってゴール前へと転がったボールをMFホナタン・ビエラがGKの位置を確認して冷静にゴールに流し込んで、1-1と試合を振り出しに戻した。

　しかし、試合を決めたのフェイエノールトだった。後半37分のマヌのシュートはGK川島の好セーブに阻まれたが、その2分後の39分にMFヨルディ・クラシーの左クロスをMFコリン・カズム・リチャーズが胸で落として、マヌがワントラップから右足シュート。これが勝ち越しゴールとなり、2-1でフェイエノールトが勝利。初戦を白星で飾ったスタンダールは連勝とはならなかった。

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