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クロップ:「今日はどん底にたどり着いた」

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HSVに敗れて国内での不調が続くドルトムント

 ドルトムントは4日、ブンデスリーガ第7節でハンブルガーSV(HSV)と対戦し、ホームで0-1と敗れた。ユルゲン・クロップ監督は落胆を表している。

 3試合白星なしと苦戦が続くドルトムントは、この日も前半に先制を許すと、最後までゴールを奪うことができず。最下位を相手に手痛い黒星を喫した。今季4敗目で勝ち点は7、首位バイエルン・ミュンヘンに10ポイント差の13位と低迷が続いている。

 クロップ監督は試合後、次のように話している。

「相手は前半にフィジカルで存在感を示してきた。我々もフィジカルの面では負けていなかったが、サッカーをプレーすることが少なかった。相手に課題を与えるために、ウィングで空いたスペースを利用しようとすることが少なすぎたんだ」

「失点はご覧のとおりだよ。もちろん、このゴールは相手を勢いづけた。後半はすべてをトライして、いくつかのチャンスを迎えたが、それを話しても仕方がない」

 チャンピオンズリーグでは2連勝を飾ったドルトムントだが、国内では不振が続いている。クロップ監督は課題について、選手の姿勢ではないと話している。

「現在、我々が抱えている問題は、ピッチで安定した調子を維持できていないことだ。クオリティーや姿勢は問題にしていない。問題は調子なんだ。我々の状況では、この連戦が続く時期は難しくなると予想していた」

「これから2週間は何人かがクラブに残る。それは状態がまだ万全じゃない選手たちだ。彼らがこの2週間で戦列復帰に向けて前進することを願う。また、負傷していない選手たちは、代表でケガをせずに戻ってこられることを願っているよ」

 その負傷者について、クロップ監督は次のように状況を明かしている。

「もう1人(負傷者リストに)加わった。スベン・ベンダーが内転筋の問題で交代したんだ。(イルカイ・)ギュンドアンはすでにチーム練習に参加している。代表ウィーク後にメンバー入りできるようだ。(マルコ・)ロイスは近々加わる。(ヘンリク・)ムヒタリャンは予想より早く良くなっているようで、4、5日以内に練習に復帰するだろう」

「(ヤクブ・)ブワシュチコフスキは、ボールを使わないトレーニングはすでにこなせている。ただ、彼が負傷した筋肉は、ボールを使うに当たって大事なところなので、様子を見なければいけない。ヌリ(・シャヒン)とオリバー(・キルヒ)の復帰はまだ先となる」

 最下位相手に敗れて落胆するドルトムント。クロップ監督は代表ウィーク明けに巻き返したいと話している。

「今日はどん底にたどり着いた。同時に、今日は残りのシーズンに向けた出発点となる。今後に向けて新しくスタートするんだ。2週間後に向け、働きかけなければいけない最大のテーマは、安定性だよ」

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