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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.2]東京朝鮮FWリャン・ヒョンジュ(1年)

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」 
[10.5 全国高校選手権東京都Bブロック予選2回戦 東京朝鮮高 2-1 成立学園高 駒沢第2]
 
 優勝争いの本命・成立学園高撃破。東京都Bブロック予選に波乱を巻き起こした東京朝鮮高には雨中のピッチを鋭いドリブルで駆け抜ける1年生がいた。FWリャン・ヒョンジュは「とにかく自分のストロングポイントであるドリブルからのシュート。それでチームに貢献しようと思いました」と優勝候補相手に臆することなく、果敢な仕掛けを繰り返した。

 0-1の前半19分に訪れたビッグチャンスではシュートを枠上に外してしまい、天を仰いだが、切り替えて走り続ける。そして1-1の後半17分にはMFシン・テスの1タッチパスに反応して強烈な右足シュート。GKの頭上を襲った一撃はクロスバーを叩いて真下へ落下する。ゴールラインを越えたようにも映ったインパクト十分のシュートはラインの外側に落ちたという判定となったが、リャンは不運に見舞われてもがむしゃらにゴールを目指す姿勢を変えず、延長戦を含めた100分間を走りぬいて勝利に貢献した。

 高隆志監督は「あの子(がいると)リズム変わるんですよ。入ってきた時は残り10分の選手だったんですけど、今はフルに走れる選手に成長しました」とその成長を認める。大宮アルディージャジュニアユース時代に全国制覇も経験しているリャンは、選手権を目標にユースチームではなく東京朝鮮へ進学。ただ、注目ルーキーは入学当初、体力、守備に課題があり出場時間は限られていた。それでも「朝鮮高校は走らないと、ディフェンスできないと出られない」と課題を克服して先発奪取。この日は持ち味を発揮しつつ、ひたむきに走りぬいて勝利に貢献した。「まだまだですけれど、もうちょっと成長したい。(選手権は)プロに行くひとつの階段みたいな。それを達成できないともうひとつ上の世界に行けない」。夢を叶えるため、12日の準々決勝でも全力で走りぬく。

(取材・文 吉田太郎)
 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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