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あわや失点のバックパス、長友「キーパーに返そうと…」

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[10.10 キリンチャレンジ杯 日本1-0ジャマイカ デンカS]

 あわや失点の場面だった。後半34分、ジャマイカのプレッシャーを受けたDF長友佑都(インテル)がバックパス。これが短くなってFWダレン・マトックスに渡り、大きなピンチを招いた。

「キーパーに返そうと思ったけど、ちょっとボールが滑ってしまった」。カバーに入ったDF森重真人がボールを奪い、事なきを得たが、失点につながってもおかしくない不用意なミスだった。

 押し込みながら1得点に終わった試合内容にも満足できなかった。「チャンスはたくさんあったけど、決定力のなさで、結局は1点。修正点は増えたと思う」。右サイドのDF酒井高徳が積極的に攻撃参加したこともあり、長友自身はバランスを見る場面も多かった。後半はオーバーラップするシーンも増えたが、得点にはつながらず。FIFAランキング100位の格下相手を攻め切れなかった。

「最後のところの精度もそうだし、相手が『嫌だな』『怖いな』と思うような攻撃がなかった。ちょっと迫力が欠けていたかなと。チャンスにはなりかけているけど、惜しい止まりだった」。個人としてもチームとしても反省点ばかりが残った。

(取材・文 西山紘平)

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