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[AFC U-19選手権]後半50分に勝ち越し!U-19日本代表がベトナムに劇的勝利!!

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[10.11 AFC U-19選手権GL第2戦 U-19日本代表 3-1 U-19ベトナム代表 ミャンマー]

 U-19日本代表は11日、U-20W杯ニュージーランド2015の出場権4枠を懸けたAFC U-19選手権ミャンマー2014グループリーグ第2戦でU-19ベトナム代表と対戦。1-1の後半アディショナルタイムにCB中谷進之介とMF井手口陽介が決めて3-1で勝った。1勝1敗とした日本は13日のグループリーグ最終戦で決勝トーナメント進出を懸けて韓国と戦う。

 初戦で中国に1-2で敗れた日本は、中国戦から先発1人をチェンジ。左MFの金子翔太に代えて井手口を起用し、井手口と川辺駿がダブルボランチを組んだ。4-4-2システムの日本はGKが中村航輔で4バックは右から広瀬陸斗、中谷、三浦弦太坂井大将。右MFが関根貴大で左が松本昌也、そして越智大和と初戦1得点の南野拓実が2トップを組んだ。

 敗戦のショックから切り替えて是が非でも勝ち点3の欲しい日本だが、ミスが多く、前半はシュートすら打てない時間帯が続く。逆にベトナムの速い攻撃にチャンスをつくられるシーンもあった。それでも前半半ばを過ぎると、日本は決定機をつくり出す。26分、関根の右クロスから南野がヘディングシュート。さらに31分には右サイドを縦に突いた広瀬の折り返しをペナルティアークでコントロールした松本が左ポスト直撃の右足シュートを放つ。

 ただ、ゴール前での精度を欠いた日本は40分にも中央でボールを受けた松本がターンしながら右足シュートを打ったが、再び左ポストを叩いてしまう。この後も坂井の左クロスに南野が飛び込み、広瀬が思い切った中央突破を図るなど1点を狙う日本だったが、前半はスコアレスで終えた。

 日本は後半開始から松本に代えてMF奥川雅也を投入した。先制点を獲るために動いた日本だが、後半立ち上がりはベトナムに押し込まれてしまう。2分に左CKからベトナムに放たれた決定的なシュートは坂井がゴールライン上でクリア。日本は7分に接触プレーで後頭部を強打した広瀬がDF石田崚真と交代するアクシデントも起こった。ただ、前半よりも縦へのダイナミックな攻撃が増えた日本は押し返す。そして10分、右中間から奥川が切れ込むと、そのこぼれ球を右サイドで拾った越智がクロスボール。井手口の右足ボレーはGK正面を突いたが、直後に先制点を奪った。

 14分、日本は右中間から井手口がスルーパス。これは南野の手前でDFにカットされたものの、こぼれ球を拾った奥川がドリブルでPAへ切れ込み、右足シュートをゴール左隅へ流し込んだ。日本は守りでも井手口と川辺のダブルボランチが再三ボール奪取。前線から南野や越智も献身的にプレスをかけるなどベトナムに流れを渡さない。そして26分には右サイドを縦に突いた石田のラストパスを奥川がスルーし、南野が決定的な左足シュート。直後にも石田の右クロスから南野が決定的なヘディングシュートを放つ。

 日本は関根や川辺が足を攣らせ、ベトナムもGKが足を攣らせて交代する過酷な試合に。38分、川辺に代えてMF望月嶺臣をボランチに入れた日本は、43分に南野がゴール至近距離から決定的な右足シュートを放つなど2点目のチャンスをつくったが、突き放すことができない。逆に奥川が怪我でピッチから離れた日本は45分、カウンターからサイド攻撃を浴びると、クロスのこぼれ球をMFタイン・タンに左足でゴールへ叩き込まれてしまった。

 追い詰められた日本だったが、6分が表示されたアディショナルタイムに劇的な決勝点を奪った。50分、日本は南野の左CKを中谷が執念のヘディングシュートを決めて勝ち越し。さらに52分にも井手口が右サイドからダメ押しゴールを叩き込んで勝ち点3を獲得した。

[写真]ダメ押しゴールを決めた井手口


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