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[コマスポ]好調維持し、後期三連勝目!

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 JR東日本カップ2014第88回関東大学サッカーリーグ1部・第16節は10月5日、味の素フィールド西が丘で駒澤大VS桐蔭横浜大が行われた。前節、現在首位の順天堂大に勝利し二連勝中の駒大。今節対する桐横大も同じく二連勝中で調子が良く、油断ならないこの試合。当日は台風の影響で激しい雨にも関わらず、集中応援で駆けつけた観客で応援席が賑わった。結果は4-2で桐横大を下し、後期三連勝目。この勝ち点3で、現在5位の国士舘大と6位の慶應義塾大に勝ち点26と肩を並べ、インカレ出場圏目前の位置まで上り詰めた。

 試合は6分にCKの流れから頭で決められ、立ち上がり早々先制されてしまう。21分に板倉が相手DF陣の壁より前に蹴ったFKを、伊藤が頭で前線の中村に繋ぎ、それをしっかり決め試合を振り出しに戻す。しかし39分に、相手の強烈ミドルシュートがゴールに突き刺さり1点ビハインドの苦しい状態。さらに、ワントップのFW小牟田洋佑(4年=前橋育英高校)が負傷で試合続行不可となり、前半のみの出場に終わった。

 1-2で迎えた後半、相手の運動量も落ち、試合は駒大が主導権を握る形で進む。中盤で2人3人と連動してプレスをかけて、しつこくボールに食らいついた。59分に板倉がPKを決め同点に追いつくと、負傷した小牟田に代わり入ったFW菊池将太(4年=浦和東高校)が、66分に平野のクロスを頭で押し込み勝ち越しに成功する。そして73分には、板倉のCKをMF伊藤槙人(4年=浜名高校)が頭で合わせ、これがダメ押しゴールとなり4-2で快勝した。

 ストライカー小牟田の不在もあり一時は不穏な空気も流れたが、後半は相手よりも非常に徹底した戦い方が出来ていた。逆転ゴールを決めた菊池は、小牟田とはプレースタイルが違い上下運動が豊富で、またまた新たな攻撃の一面を見ることができた。ここ数試合、先制されても点差を巻き返し、勝ち点を手にすることができている。主将のDF平尾優頼(4年=市立船橋高校)は「最初から出来ればもっといいのだが、運動量に関しては負ける気がしないので、前半から飛ばしていけたらと思う」と、立ち上がりから徹底してやることを言及した。この勢いを、次節からの上位相手に負けず見せてほしい。

以下、試合後の駒大コメント
●秋田浩一監督
「(振り返って)後半は粘り強く、バックラインの裏にボールを出して、徹底して追いかけろということを言った。全てが出来たわけではないが、それを繰り返しやったので、チャンスが出来たと思う。(逆転勝利は)徹底して、団結してやれば逆転もたくさん起きる。選手たちがそれを信じてやれば、まだまだ勝つチャンスはある。(次節への意気込み)明大は5連勝していて素晴らしいチーム。自分たちよりも上手なので、徹底して粘ってやりたい」

平尾優頼 主将(4年=市立船橋高)
「(3連勝について)課題である、立ち上がりの失点をまたやってしまった点は反省点。チームが1つになれば、これだけの点差を埋めることが出来たので、そこは自信になったと思う。運動量に関しては負ける気がしないので、前半から飛ばしていけたらと思う。(次節への意気込み)自分の出身校の同級生や後輩が試合に出ているので、負けられないし、明大は今連勝しているので、この勢いを自分たちで止めたいなと思う」

伊藤槙人(4年=浜名高)
「(今日は)立ち上がりの失点が多いので前半はしっかりやっていこう意識したが失点してしまったのでそこはダメなとこだった。だが、前半に失点したが時間もまだあるし最後まで諦めなければ追い付けると思ってずっとプレーしていて、そこで早い段階で追い付けて逆転できて良かった。(3連勝の要因は)最近チームで徹底と団結を意識していて徹底して団結できれば勝てることがわかってきたので続けていきたい」

板倉直紀(4年=千葉U-18)
「(先制されたが)自分たちのチャンスが来ることは分かっていたし、2連勝していて勝てるという自信があった。(目に見えて良くなったことは)チームとしてやることがわかってきた。前線からプレスとか相手に蹴らせることしか出来ないくらいプレスをすることが出来るようになった。(セットプレーは)いいボールを蹴れば入れてくれる。感謝したい(PKのシーンは)緊張した。強いシュートを打とうと蹴った」

●中村駿(3年=習志野高)
「(自身のゴールを振り返って)先制されてどうしても1点が欲しかった。良いパスをくれたので合わせるだけだった。(立ち上がりは)悪い立ち上がりはみんな気にしていた。順大戦では良い立ち上がりができたが今日は全然ダメだった。失点して厳しい戦いになってしまったのでそこが課題。(3連勝だが)どんどん勝っていけば上との差も縮まるし、上にいけるチャンスがあるので自分たちのサッカーをして勝ち続けたい」
(取材・駒大スポーツ)

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[写真]ゴール後喜ぶ伊藤と川岸

(文 駒大スポーツ 小金沢遥)
(写真 同 向江凌理)

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