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J2千葉がJ1C大阪を撃破し、12年ぶり4強進出! J2クラブの決勝進出が確定

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[10.15 天皇杯準々決勝 C大阪0-1千葉 金鳥ス]

 天皇杯は15日、準々決勝を各地で行い、金鳥スタジアムではセレッソ大阪ジェフユナイテッド千葉が対戦した。試合は1-0で千葉が勝利し、02年大会以来12年ぶりとなる4強進出を決めている。千葉は11月26日の準決勝で、同じくJ2の山形と決勝進出をかけて対戦するため、J2クラブの決勝進出が決定した。

 J1残留争いの渦中にいるC大阪は、今シーズン唯一残っているタイトルを目指し、FWフォルランとFWカカウの2トップで試合をスタート。韓国代表の活動から戻ったばかりのGKキム・ジンヒョンも先発入りした。対する千葉は、11日の札幌戦から6選手を変更。FWケンペス、MF井出遥也、MF兵働昭弘らが先発入りしている。

 最初のチャンスは千葉がつくる。前半6分にDF中村太亮のクロスにFW戸島章が合わせるが、ゴール右にはずれる。さらに15分にも、右に流れたケンペスがボールをキープし、井出に落とす。井出がゴール前に折り返したボールをPA内まで走り込んだMF佐藤勇人がダイレクトで合わせたが、シュートを左に外してしまう。その後も主導権を握る千葉は、31分にも相手のクリアーボールのこぼれ球を拾った井出がミドルシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。

 C大阪も42分、MF長谷川アーリアジャスールのヒールパスからチャンスをつくる。長谷川のヒールパスを受けたMF秋山大地が縦パスを入れると、これを受けたカカウが左サイドからクロス。逆サイドのフォルランがヘッドで落としたボールを、秋山がボレーで合わせたが、ゴールマウスに入ったDFにブロックされて、得点はできなかった。結局、C大阪は前半をシュート1本に抑えられたが、0-0のまま後半を迎えた。

 後半も主導権を握る千葉は、9分に先制点を挙げる。千葉のCKからDF田代真一のシュートがDF山下達也に当たり、浮いたボールがゴールへと吸い込まれていった。直後の10分に千葉は、最初の選手交代でMF佐藤勇人をベンチに下げ、DF山口智を起用。田代をボランチに上げた。

 1点を追うC大阪は21分に秋山を下げて、FW杉本健勇を投入する。29分にはPA内でボールを受けた杉本の落としからDF丸橋祐介がシュートを放ったが、GK高木駿に阻まれた。その後もMF平野甲斐、FW永井龍を投入し、FW登録の選手が前線に4人並んだC大阪だが、後半42分に杉本のクロスから平野が放ったヘッドはクロスバーの上へ。

 結局、最後まで得点を挙げられなかったC大阪は0-1で敗戦。『史上最攻 ~時は、来た。~』とのスローガンを掲げてシーズンを迎えていたが、今季も無冠でのシーズン終了が確定した。一方、千葉は公式戦4試合連続無失点、3試合連続勝利と、シーズン終盤に来て調子が上向いている。

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