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乾の今季初アシストで先制も…フランクフルトは3失点の逆転負け

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[10.19 ブンデスリーガ第8節 パダーボルン3-1フランクフルト]

 ブンデスリーガは19日、第8節2日目を行い、MF長谷部誠とMF乾貴士の所属するフランクフルトは敵地でパダーボルンと対戦し、1-3で敗れた。長谷部はボランチ、乾は左MFでフル出場。後半12分に乾の今季初アシストで先制したが、その後3失点を喫し、逆転負けした。

 1部初挑戦ながら開幕から2勝3分2敗と健闘を続けるパダーボルン。前半11分には右サイドを突破したMFシュレイマン・コチがゴール前に鋭いクロスを入れたが、FWエリアス・カチュンガは合わせ切れず。いきなりの絶好機だったが、先制点とはならなかった。

 フランクフルトは乾が左サイドで起点となり、チャンスをうかがうが、前半29分の左足クロスは流れてそのままゴールラインを割ってしまう。同33分には乾が右足ミドルを狙ったが、クロスバーの上を越えた。

 試合は後半に動く。フランクフルトは後半12分、左サイドでDFバスティアン・オチプカからパスを受けた乾がマイナスに折り返し、MFアレクサンダー・マイヤーが右足でシュート。右ポストを叩いたボールがゴールマウスに吸い込まれ、先制点となった。

 乾の今季初アシストでリードを奪ったフランクフルトだったが、パダーボルンも後半21分に途中出場のFWマルビン・ドゥクシュが同点ゴール。すぐさま試合を振り出しに戻した。

 その後は互いに勝ち越しゴールを目指し、試合も激しさを増す。後半24分、乾がワンツーからゴールを狙うが、シュートはGKの正面。同26分にも右サイドを突破したFWハリス・セフェロビッチからMFルーカス・ピアゾンとつないで最後は乾がシュートを打ったが、DFのブロックに阻まれた。同31分、長谷部からのロングフィードに反応したセフェロビッチのシュートもGKに防がれ、2点目とはならなかった。

 すると後半34分、パダーボルンは左サイドからパスをつないでMFマリオ・ブランチッチのラストパスをDFウーベ・ヒューネマイヤーが左足で流し込み、2-1と逆転に成功。さらに同40分にもMFシュレイマン・コチのスルーパスから抜け出したFWシュテファン・クチュケがGKもかわしてダメ押しの3点目を奪った。

 3-1の逆転勝利をおさめたパダーボルンは4試合ぶりの白星で今季3勝目。順位も7位にまで浮上した。一方のフランクフルトは今季最多の3失点で連勝が2でストップ。5試合ぶりとなる今季2敗目を喫し、順位も5位から8位に後退した。


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