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名古屋が敵地で徳島に勝利、J初ゴールの田鍋「やっと貢献できた」

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[10.26 J1第30節 徳島0-2名古屋 鳴門大塚]

 名古屋グランパスが敵地で徳島ヴォルティスを2-0で下した。名古屋は3戦ぶりの勝利。前節の敗戦でJ2降格が決定した徳島は2連敗となった。
 
「トゥーさんが近くにいたのでパスもあったんですけど、『自分で仕掛けろ』と声がかかったので、迷わずシュートに行きました。1点取れて結果に結びついたし、やっと貢献できたなと思います」。Jリーグ初ゴールを決めたMF田鍋陵太は充実の汗をぬぐった。

 均衡が破れたのは後半28分だった。ここ2試合無得点が続くなど、得点力不足が深刻な名古屋は、試合途中にDF田中マルクス闘莉王を前線に上げる“奥の手”を発動。その闘莉王の粘りからボールが右サイドを駆け上がった田鍋にこぼれると、スピードに乗ったドリブルでエリア内まで侵入する。付いていたDF橋内優也をフェイントで外すと、グラウンダーのシュートをゴール左隅に蹴り込んだ。

 勝利を決定づける得点はパワー系助っ人の技ありFKから生まれた。後半33分、ゴール正面でFKを獲得した名古屋は、ポイントに日本代表MF田口泰士、MF小川佳純、そしてMFダニルソンが立つ。田口が一番手で発進しボールを越えると、GK長谷川徹が反応してしまう。それをあざ笑うかのようにダニルソンが左足でゴール右隅に蹴り込むと、名古屋の勝利を決定づける得点になった。

「ここ2戦得点がなかったので、闘莉王を前線に上げることも伝えていた。選手を入れ替える中で生まれたチャンスをしっかりものにしてくれた」と話したのは西野朗監督。「徳島は(J2降格が決まって)逆に力が抜けていいパフォーマンスを出してくると警戒していた。それ以上のパフォーマンスを出さないといけないと思っていた」とJ2降格の決まった相手の勝ち点3に胸をなでおろしていた。


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