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同点弾起点も不満の柏木「もどかしい」

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[10.26 J1第30節 鹿島1-1浦和 カシマ]

 勝ち点1という結果を受け入れながらも、自分自身のパフォーマンスには納得いかなかった。浦和レッズのMF柏木陽介は「最低限の勝ち点。ゼロで終わるのは避けたかった。内容的にもドローにふさわしいかなと思う」と、鹿島との勝ち点差が縮まらなかったことを前向きに捉えながらも、「いい形もつくれなかったし、自分のところでおさまらなかった」と、自分のプレーを反省した。

「ボールに触れないと、リズムが出ないけど、その中でもリズムを出さないと。自分の実力が問われているのかな。めっちゃ悪いわけじゃないけど、物足りない」

 最近5試合で1勝2分2敗。勝ったのは最下位・徳島だけだ。その間に奪った5得点のうち、柏木は1ゴールを決めたほか、セットプレーで2点の起点となり、この日の同点ゴールも柏木の落としからだった。5得点中、4得点に絡んでいる。しかし、満足感はない。

「得点の前のプレーはできているといえば、できている。起点になっているシーンは多いと思うけど、物足りない。もどかしい気持ちが強い」

 自分のパフォーマンスにフラストレーションがたまっている様子の柏木は「ネガティブになっても仕方ないから」と、自分に言い聞かせるように話した。残り4試合。柏木が「何が原因か分からない」という“壁”を乗り越えたとき、浦和の8年ぶりリーグ制覇も近づいてくるはずだ。

(取材・文 西山紘平)

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