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[MOM1165]新屋FW目黒貴大(3年)_流れ大きく変えた“新屋のスピードスター”

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] 
[10.25 全国高校選手権秋田県予選決勝 西目高 1-1(PK3-5)新屋高 あきぎんスタジアム]

 立ち上がりから劣勢を強いられた新屋高だったが、FW目黒貴大(3年)のスピードを活かした攻撃が、流れを大きく変えた。

 前半から前掛かりに攻めてくる西目ディフェンスラインの背後のスペースを狙い続けていた目黒。その姿勢はついに後半14分に結実する。DFラインの背後を突いて、見事にキャプテンMF武田勇人(3年)のゴールをお膳立てした。「攻め切れていなくて西目の方がボールを保持していて劣勢だったが、ゴールを決めてチャンスをものにできて嬉しかった」と武田のゴールを目黒は喜んだ。

 試合はPK戦までもつれたが、最後は「練習では全部外していたので自信は無かったが、魂を込めて思い切り、振り抜いた」と語る通り自身のPKで勝利を決めた。「自分たちのパスサッカーを貫けたのが勝因」と自分たちのスタイルを貫いての初優勝に喜びはひとしおだ。

 全国の舞台では「全国は絶対厳しい戦いとなる。今まで以上にチーム一丸となって精一杯練習して、頑張るしかない。個人としては持ち味のスピードを活かして相手DFに勝てるようにして、チームとしてはパスサッカーを貫いて相手を倒したい」と抱負を語る目黒。“新屋のスピードスター”は持ち味であるスピードを存分に発揮して、全国の舞台での活躍を目指す。

[写真]PK戦5人目、新屋WF目黒が優勝を決める右足シュート

(取材・文 小林健志)
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