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ジダン氏、3か月の職務停止処分が決定

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クラブは上訴委員会及びTADに上訴可能

 リーガエスパニョーラ2部の競技委員会は、レアル・マドリーのBチームであるレアル・マドリー・カスティージャのジネディーヌ・ジダン助監督を、3か月間の職務停止処分とすることを正式に決定した。スペイン『マルカ』が報じている。

 スペインサッカー連盟(RFEF)の監督委員会は、カスティージャ助監督でありながら、監督としての振る舞いを見せるジダン氏及び、名目上で監督を務めるサンチャゴ・サンチェス氏に対して処分を科す必要性を主張。そして、この件の予審を担当したアルベルト・ペレス・カルデロン判事は、リーガ2部Bの競技委員会に対して、両氏を3か月間の職務停止処分に科すことを提起していた。

 カルデロン判事による提起を受けた競技委員会のフランシスコ・ルビオ会長は、提起の内容、マドリー側の申し立て、またジダン氏がコーチライセンスを取得しているフランスサッカ―連盟の書類などを検証。その結果、同判事の提起通りにジダン氏及びサンチェス氏を3か月の職務停止処分とすることを、27日にマドリー及び監督委員会に対して通達した。

 ジダン氏とサンチェス氏の処分だが、ジダン氏はリーガ2部Bで監督を務めるために必要なコーチライセンスのレベル3を取得していなかったこと、サンチェス氏は元フランス代表MFに同ライセンスの権利を譲渡したことを理由とする。いずれの違反も1~6か月間の職務停止処分に該当するものだ。

 マドリーは上訴委員会及び、国内のスポーツ仲裁における最高機関スペイン・スポーツ裁定審議会(TAD)に対して上訴することが可能。両機関が予防的措置として、処分の適用を先延ばしにしない限り、ジダン氏とサンチェス氏は次戦のラージョ・バジェカーノB戦のベンチに座ることができない。なおリーガ2部Bのグループ2に属するカスティージャは、第10節までを終えて4勝1分5敗で14位に位置している。

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