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本田フル出場ミランは2戦連続ドロー、苦しみながらも敵地で勝ち点1

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[10.29 セリエA第9節 カリアリ1-1ミラン]

 セリエAは29日、第9節を各地で行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは敵地でカリアリと対戦し、1-1で引き分けた。ミランは2戦連続ドロー。敗けなしは6戦に伸びた。

 中2日で迎えるリーグ戦。メンバーの変更も示唆していたフィリッポ・インザーギ監督は、FWジェレミー・メネズに代えてFWフェルナンド・トーレスを3トップの頂点で使うことを選択。左はFWステファン・エル・シャーラウィー。そして右はレギュラーポジションを確固たるものとする本田が先発した。中盤ではMFアンドレア・ポーリがベンチからのスタートとなり、MFジャコモ・ボナベントゥーラが3試合ぶりに先発で起用された。

 序盤からカリアリが攻勢を強めた。ミランは前半4分にFWビクトル・イバルボが無人のゴールに押し込むだけのチャンスを作られるが、DFラミが懸命のカバーで防ぎ、難を逃れた。しかし同24分、カウンターから攻め込まれると、FWマルコ・サウのアーリークロスをイバルボに頭で合わされ、先制を許してしまった。

 攻め手を欠いていたミランだが、それでも前半のうちに同点に追いつくことになる。右サイドでスローインのボールを貰ったボナベントゥーラが思い切って右足ミドルを狙う。これが絶妙なループシュートになってゴール左隅に収まり、試合が振り出しに戻った。

 だが後半に進んでもペースはカリアリが握っていた。後半13分にはMFダニエレ・コンティのシュートが左ポストを叩くなど、ミランとしては耐える展開が続いた。

 ミランは後半22分にエル・シャーラウィーに代えてメネズ、同24分にはMFサリー・ムンタリに代えてポーリ、そして同33分には3枚目のカードとしてトーレスに代えてFWジャンパオロ・パッツィーニを投入。前線をフレッシュにするとともに、本田を2試合連続フル出場させて勝ち越し弾を狙うが、最後まで攻撃の歯車は噛み合わない。試合はこのまま1-1で終了。ミランは2戦連続のドローとなった。
 

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