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[早スポ]早稲田大、順天堂大戦後のコメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]

 早稲田大は関東大学リーグ1部第19節で順天堂大と対戦し、0-0で引き分けた。

以下、早稲田大コメント
●MF近藤洋史主将(4年=名古屋U18)
――望んでいた結果ではなかったと思いますがいまのお気持ちは
「シュートを打ちながらそれを決めることができなかったので、それがこの結果につながってしまったのかなと思っています。」
――試合に入る前はどういったゲームプランを想定していましたか
「相手もハードワークしてきますしそこから速く攻撃してくるっていうのは分かっていたので、自分たちの強みとも重なる部分もありますし、そういった強みの部分で負けないようにすることを意識しました。」
――前半相手がエネルギーを出して攻撃してきましたが何か勢いを感じる場面などはありましたか
「細かいところや同サイドで人数かけてプレッシャーにきてたので、そういうコンセプトでやってるチームですし、自分たちみたいにハードワークしてくるなというのは感じました。」
――タイトな守備でしたがその中でボランチとしてどういったプレーをしようと心掛けましたか
「セカンドボールを拾ったりだとか、いいボール状況になったときに同サイドには人がいましたけど逆サイドが空いてたので、うまくそっちの方に出せればスピードアップできるっていうのが分かりましたし、細かいスペースを打開して広いスペースに勝負しようと意識しました。」
――まさしくそういった広いスペースを使った攻撃で決定機が2、3回つくれましたがそれを決め切れなかった最大の要因は
「相手のGKの飛び出すスピードとか角度を消すところも良かったと思いますし、打つ側としてはシュートコースは切られてたのかなと思います。ただそういったところで決め切る力や、自分自身もミドルシュートを決め切る力をもっと付けていかないといけないなと思います。」
――2試合連続で無得点に終わってしまいましたが得点するために必要な部分は何でしょうか
「決める力っていうのに向き合っていくしかないですし、そういったところに自分自身も向き合っていきたいなと思います。」
――前節の流通経大戦(●0-1)からこの1週間の修正点は
「自分たちの強みに磨きをかけるっていうところで、切り替えの速さや隙を見つけて素早く攻めるっていう部分にチームとして磨きをかけましたし、個人としてはミドルシュートを決めるためにシュート練習をしてたんですけど、そこを決め切れなかったのは実力かなと思います。」
――試合後のミーティングの内容は
「自分たちはこうやって勝ち切る力がまだまだ本当になくて、自分自身もシュートを決め切る力っていうのはないですけど、そういった中でも多くの人が見に来て応援してくれるっていうのは感じてるので、そういった人たちのためにも次は必ず勝とうという話をしました。」
――残り3試合でまだ優勝の可能性が残ってますが、まずはこの1週間どういったトレーニングをしていこうと考えてますか
「自分自身としてはシュートを決め切る力っていうのを付けていきたいなと思ってます。チームとしても個人の力を上げて、チャンスの数を増やすっていう意味で、本当にチャンスを逃さないだとか一つのボール状況に対してアクションを起こすとか、そういった部分に向き合っていきたいと感じてます。」
――次節で当たる明大は室屋成選手、和泉竜司選手だけでなく、ボランチの差波優人選手も好調ですがそういったチームに勝つために必要となる部分は何でしょうか
「プレッシャーかけにいってかけ切れず前期負けてるんで(●1-2)、まず自分ったいの強みに磨きをかけて臨みたいなと思います。」
――残り3試合への意気込みをお願いします
「残り3試合しかリーグ戦(関東大学リーグ戦)も残ってないので、1戦1戦が勝負ですし、自分自身も高められるようにやっていきたいです。」

●GK松澤香輝副将(4年=流通経済大柏高)
――首位相手の戦いとなりましたが、試合前はどのようなお気持ちでしたか
「ここ東伏見の地で首位と当たれることを幸せに思っていましたし、こういった状況の中で、どれだけできるのかということを楽しみにしていました。」
――前試合から1週間取り組んだことはありますか
「得点を取れていないということがあったので、それに対しての追求はいろんな選手にしてきたつもりでしたが、2戦連続無失点だったので、守備のところは良くなったかもしれないですが、自分たちの得点を取るという課題は克服できていなかったなと思います。」
――敗因の一つはその得点力ですか
「苦しい状況になったときに、点を取れる選手がいないということがチームの現状だと思いますし、攻撃で打開できる選手も少ないと思うので、FWだけではなくて、どのポジションの選手もゴールに関われる選手を出していかないといけないと思うので、一人一人課題はあると思います。」
――試合を終えた瞬間はどのようなお気持ちでしたか
「本当に悔しかったですが、自分の役割は全うしたと思っているので、その部分で言えば胸を張っていられたというところがあったので、すぐに切り替えることができたと思います。ただ、GKからでも得点につなげられるようなプレーをもっと出せたら、もしかしたら自分の力でゴールにつなげられたと思うので、その部分も見つめ直してやっていきたいなと思います。」
――無失点ということで、ご自身のプレーは良かったところは多かったという感じですか
「前半の2本を防げたというところは自分の中で成長だったと思いますし、あのプレーが無ければ負けていたと思うので、あそこで止められて良かったなとは思っています。ただそれ以外のプレーはキックも含めて、ミスもまだまだあったので、そこをいかにミスなくつなげられるか、攻撃の起点となれるかというところにまでこだわらないと、いいGKにはなれないと思います。」
――前半無得点で終えて、ハーフタイムに何か話されたことはありますか
「自分たちの強みを後半になっても出せると思っていたので、みんなでもう一回共有して出そうという意識と、リスタートも含めて相手よりも先手を取って早く始めるということを意識していたので、ファウルになった瞬間にすぐにポジションをとってすぐに始めることだったり、どんどん前に関わっていくという意識をハーフタイムに修正して後半につなげられたと思うので、守備ももちろん課題も修正しましたけど、特に攻撃の部分でハーフタイムではもっと点を取りにいこうということを話して後半に入りました。」
――順大の印象はいかがでしたか
「順大は真面目に戦ってくるチームだなと率直に感じましたし、自分たちと似たような強みがあって、切り替えも非常に速くて、その切り替えの瞬間に奪いにくる選手も多かったですし、自分たちがああいったところで同じ強みで上回っていかないといけないなと思ったので、順大は非常にいいチームだと思います。」
――優勝に向けて厳しい状況にありますが、いまのお気持ちはいかがですか
「可能性がある限り自分たちは勝ち続けるしかないですし、ここで諦めて勝てなかったらもっと後悔すると思うので、自分たちの残された可能性を信じて、次に勝つことだけを考えてやっていきたいです。」
――明大戦に向けて意気込みをお願いします
「勝つだけだと思うので、勝つための準備だったり取り組みをしていきたいと思います。」

●FW秋岡活哉(4年=FC東京U-18)
――試合を振り返って
「勝ち点3が欲しい試合だったのでこういう結果に終わって残念というか、本当に悔しいです。」
――ここ最近より早い時間帯での投入となりました
「今週1週間の取り組みっていうのを評価してもらって早い時間に入れてもらったと思いますし、自分自身もパフォーマンスも上がってるなと感じたので驚きはなかったですけど、試合を決定付ける仕事ができなくて申し訳ないなという感じです。」
――ピッチで相手DFと対峙(たいじ)してみていかがでしたか
「相手のDFは両センターバック共に背が高いですし、ヘディングも強く屈強なDFというイメージがあった中で、空中戦でバトルするよりかは自分は(ボールを)逸らした後の裏や、セカンドボールに反応することで相手をかく乱できればいいなと思ってたんですけど、なかなか最後の決めるところで決め切ることができなかったので残念です。」
――これで2試合連続ノーゴールとなりましたがFW陣としてどういった課題が残ったと感じてますか
「決定力不足って言ったら簡単ですけど、決めるべき選手が決めなきゃ勝てないと思いますし、最初から出てるFWの選手だけでなく、自分や上形(FW上形洋介、4年=早稲田実高)が勝負を決定付ける仕事ができなかったのが全てかなと感じてます。」
――残り3試合も上位のチームとの対戦が控えている中でこういった競った展開が予想されます。そういった場面で途中出場の選手の活躍は不可欠だと思いますがその点に関してはいかがでしょうか
「本当にその通りだと思います。スタートの選手がペースを飛ばして戦ってる中で、終盤に相手の足が止まってきて試合を動かしたいときに投入される選手が、結果としてゴールという結果を残さないと、これから上位との戦いの中で勝ち点は取れないと思います。勝ち点3を取らないと優勝はないと思うので、自分がそこに貢献できるようにやっていきたいと思います。」
――次戦はもう勝つしかないという状況ですが意気込みをお願いします
「きょう点を決めることはできませんでしたけど、ここ最近の取り組みには手応えを感じているので、来週1週間リーグ戦(関東大学リーグ戦)のために毎日の練習で必死に取り組んで、自分だけでなく仲間の思いも背負って点を取れるようにやっていきたいです。」

●FW上形洋介(4年=早稲田実高)
――重要な一戦でしたがどのようなお気持ちで臨まれましたか
「負けられない、勝つしかないという気持ちで臨みました。」
――試合後のミーティングではどのようなことを話されましたか
「監督(古賀聡監督、平4卒=早稲田実高)からは特になかったのですが、選手たちの中では、まだ優勝の可能性が消えた訳ではないので、その可能性がある限りそこに向かってやり続けようという意思確認をみんなでしました。」
――前半、試合を見ていていかがでしたか
「なかなかチャンスが生まれなくて拮抗(きっこう)した試合だなと感じたのと、自分ならどういうプレーをしようかということを考えていました。」
――後半途中でご自身も出場されましたが振り返っていかがですか
「自分が入る少し前からチャンスの数も増えてきて自分が入ってからも何度かゴール前で決定的なシーンがありましたし、それを決めていればというのはあります。そこが本当に課題です。」
――順大とは前期もスコアレスドローでしたが苦手意識というのはありましたか
「いや、苦手意識というのは特にはないです。でもやっぱり他のチームに比べて一人一人が頑張るチームですし、(守備が)堅いなという印象はあります。」
――個人のプレーを振り返っていかがですか
「いつも組んでいる秋岡(FW秋岡活哉、4年=FC東京U-18)が隣にいたことでやりやすさもありましたが、あの場面で決め切れなかったのは本当に課題だと思うのでそこに尽きると思います。」
――決め切る力やフィニッシュの精度が足りないということでしょうか
「そうですね。結果論になってしまうのですが、決まらなかったということはそれだけ練習量が足りないということなので、そこをもう一度見つめ直してやっていきたいです。」
――その課題となる部分は個人だけではなくチーム全体の問題であるように思われますが、どのように考えていますか
「2試合連続で無得点なのでそこが課題として挙がっていますし、後ろが頑張ってくれている分、前の選手が点を取らなければいけないのでそこの部分は前線の選手がもっと責任を持ってやっていくべきだと思います。」
――これからの試合へ向けての意気込みをお願いします
「きょう引き分けて少し優勝の可能性が厳しくなりましたが、可能性はまだあるのでその可能性がある限り自分たちは前を向いてやっていくだけですし、これで下を向くことなく優勝を目指してやっていきたいです。」

●MF近藤貴司(4年=三菱養和SCユース)
——試合を終えて率直な感想をお願いします
「勝てたゲームだったと思いますし、勝っていればより優勝の可能性も高まっていたと思うので、引き分けということでまだ可能性はあるのかもしれないですけど悔しい結果に終わってしまいました。」
——立ち上がりはMF堀田稜(3年=浦和ユース)選手であったり、近藤貴選手のクロスからFW宮本拓弥(3年=流通経済大柏高)選手のシュートであったりチャンスをつくれていたと思いますが
「前半は本当に五分五分の戦いで、まあ入りは順大の前へのエネルギーがすごかったですけどその後は自分たちもシュートまでいくシーンがあった中で、自分が決め切れていればという展開だったと思います。後半も含めて自分には大きなチャンスが3回あったと思うので。1点も取れないというのがいまのチームの実力だと思います。」
——しばらく守る時間帯が続いた後、前半30分頃に近藤貴選手に決定機がありましたが、あのシーンを振り返って
「あれも芯に当たっていれば、フリーだったので。あれは決めなければいけないシーンだったので、まだまだ実力が足りないなと思います。」
――後半は近藤貴選手の強みであるドリブルを生かした突破から多くの好機が見られましたが、振り返ってみて
「相手は前半から中の絞りの意識が強かったんですけど、前半の最後から自分が間のところでボールを受けて純平(DF新井純平、2年=浦和ユース)が上がってというシーンがつくれていたので、後半はより相手のスペースが空いてきた中でうまくチャンスはつくれたと思います。そこに対して前向きに捉えたいと思います。」
——試合が終了する瞬間までワセダ全体からゴールへの執着心が見られましたが、ゴールを決め切ることができなかった要因は
「自分を含めて個人の力がなかっただけだと思います。全体として立ち上がりからゴールへ向かう意識はすごくありましたし、あとは決めるだけというところまできているので、そこを決め切れるかどうかが優勝へのカギになると思います。」
——逆に守備面に関しては、前半もほとんど相手にやらせず、試合終盤に強い印象のある順大を無失点に抑えたというのはプラスな材料ではないでしょうか
「いまワセダはリーグ最少失点ですし、そこ(守備面)に対しては自分たちはすごく自信を持ってやっているので、守備陣が頑張ってくれてる分攻撃陣がもっと結果を出さなくてはいけないと思います。」
——前節(●0-1流通経大)に続き2節連続で無得点となってしまいました
「相手の守備陣の気迫に対しても自分たちの方が上回れていると思うので、最後決める力というか冷静になれるかどうかだと思います。ハイテンポな中でもシュートを打つときにもう少しリラックスできていれば良かったのかなと思います。」
——今節の結果により優勝が厳しくなってきた中ではありますが、これからの目標や次節の明大戦への意気込みをお願いします
「負けなかったということを前向きに捉えて、勝ち続ければまだ優勝する可能性はあるので前向きにやっていくだけかなと思います。」

●DF田中進之介(4年=湘南ユース)
――きょうの試合を振り返ってみていかがでしたか
「順大との勝ち点差が6ということで、きょう勝てればその差が3になって優勝戦線に踏みとどまれるという試合だったので、チーム全員で絶対に勝とうという意気込みで臨みました。サッカー的な面でいうと、相手は守備を整えるのが非常に速いチームだったので、それが整う前にいかに相手の守備を攻略できるかというのを考えて全員でやっていました。」
――今回の敗戦で関東大学リーグ戦(リーグ戦)優勝は非常に厳しくなってしまいましたが、いまの率直なお気持ちを教えてください
「厳しいことは厳しいんですけど、サッカーというのはなにが起こるか分からないし、厳しい状況だからやめるとかではなくて、一人でも(リーグ戦)優勝を信じてくれる人がいる限り自分たちは優勝に向け全力で戦っていかなきゃいけない責任があると思うので、ピッチに立っている以上その責任はしっかり果たしていきたいと思います。」
――順大はロングボールを多く蹴り込んできていた印象でしたがそれに対しての対応についてはいかがでしたか
「自分たちの攻撃陣が非常に速く攻守の切り替えをやってくれていたので、相手がいい状況で攻撃することができずに相手が判断をやめてロングボールを蹴るという状況になっていたと思います。なので自分はセンターバックとして、前の選手が頑張っていた分、自分が負けちゃいけないと思っていました。その中で一定の評価はできるプレーをできたと思います。」
――順大に思い通りのプレーをさせなかった要因などはあったのでしょうか
「相手はまず守備をしっかりやって、ボールを奪ってから前に速く攻撃して、その攻撃が終わってもボールにすぐ集まって奪い返して攻撃するっていうパターンだったと思うんですけど、自分たちがボールを奪った後に中盤の近藤(MF近藤洋史主将、4年=名古屋U-18)であったり、奥山(MF奥山政幸、3年=名古屋U-18)という選手がワイドにボールを広げて、両サイドの堀田(MF堀田稜、3年=浦和ユース)やたかし(MF近藤貴司、4年=三菱養和SCユース)がスピードに乗って攻撃できていたというのが相手の良さを出させなかった一つの要因だったと思います。」
――CKの場面で惜しいシーンがありましたがそれについてはいかがでしたか
「なかなか点が入らない状況ではああいったセットプレーの部分で勝敗を分ける一つのカギだと思っています。自分自身空中戦の強さに自信を持っていますし、点を取ることができれば勝利に貢献できると思っていたので、狙ったんですけど結果は出なかったですね。」
――次戦の明大戦となりますが、明大の印象は
「相手には全日本大学選抜の選手だったり非常にレベルの高い選手がいて、自分のなかで明大が優勝に最も近いチームなんじゃないかなと思っています。そんな相手に対して自分たちがしっかり戦って、自分たちが強いということを示せれば自分たちもまだまだ優勝できるチャンスがあると思っているのでそれに向けて絶対に勝てるように一週間準備していこうと思います。」

●MF奥山政幸(3年=名古屋U-18)
――きょうの試合を振り返っていかがですか
「勝てば勝ち点3で優勝争いに戻れる試合でした。そんな中でみんなで気合いを入れて臨めた試合でしたし、試合の入りも悪くありませんでした。チャンスの数も自分たちが多かった中で決め切れないというのは自分たちの課題で、それが本当に露呈してしまった試合でした。」
――優勝に向けて負けられない試合でしたが、チームのモチベーションはいかがでしたか
「前節負けてしまって、もう後がなくなってしまいました。この一週間はAチーム、Bチーム関係なく本当にこの日のために頑張ってこれました。ホームでの試合ということでより高いモチベーションで臨めた一戦でした。」
――相手は体の強い選手が多くいましたが対応であったりはいかがでしたか
「相手もロングボール主体のチームで前線には非常に体の強い選手がたくさんいました。そんな中でしたが、センターバックも臆することなく渡り合ってくれましたし、ボールの予想もしやすかったのであまり脅威には感じていませんでした。いいかたちで奪って攻撃につなげられていたので悪くはなかったと思っています。」
――かたちがつくれても点が取れないいまの現状の原因はどんなところだと思いますか
「自分たちは速さというのに重点を置いていますが、一枚に頼り切りのことも多くて、もっと厚みを加えた攻撃をしていきたいです。そうすればもっとチャンスが生まれると思います。一体一でも負けてしまうのは日頃の練習から改善していかなければいけないと思います。」
――奥山選手自身が感じたきょうの改善点であったり、次に生かしていきたいプレーはどんなところですか
「FWは競り合いで勝てていたので、もっと自分自身が前に出て押し込んで、2次攻撃、3次攻撃につなげていかなければいけないと思います。自分たちはどこか一回の攻撃で終わってしまうことが多いです。FWが競り勝ってもそこに走り込めていないケースも多いです。そこに厚みを加えられていたらもっとチャンスになったと思います。」
――次節相手は明大でパスサッカー主体のチームですが、試合のポイントであったりはどのように感じていますか
「明大は質の高い選手がたくさんいて、技術の高さがありますしハードワークをしてきます。本当にいいチームだと思います。ただ、相手がつないでくると分かっているのであれば、自分たちはそれをさせないプレッシャーだったり、自分たちの強みをぶつけて上回るくらいのハードワークを見せていきたいと思います。」
――次節、明大戦に向けて意気込みをお願いします
「厳しい状況になってしまいましたが、可能性は無くなった訳ではないので、可能性を信じてやっていきます。本当にウルトラスの方であったり、OBの方だったり自分たちの優勝を信じて下さっている方がいるので、その人たちのためにも次は何が何でも勝ち点3を取りにいきたいと思います。」

●DF金澤拓真(3年= 横浜F・マリノスユース)
――引き分けで終わりました。いまの率直な感想をお願いします
「優勝する上で間違いなく勝たなくてはいけない試合でした。あれだけチャンスがあった中で勝ち切れなかったことは残念ですが、優勝するチャンスはまだまだありますし、きょうのような自分たちの強みを発揮できた試合をすれば残り3試合勝つことも可能だと思います。その可能性を信じてまたやっていきます。」
――前へ前へと蹴ってくる順大に対して、DF陣は特に気の抜けない試合だったと思いますが、いかがですか
「ああいうシンプルなチームっていうのは分かっていましたし、そういった予測から早めの準備というのも心がけていました。そういった意味では集中力を欠いたプレーはなかったと思いますし、ディフェンスラインだったり中盤含めてうまく対応できたのかなと思います。」
――後半は前半に比べ、ワセダペースだったと思いますがハーフタイムでなにか話し合ったことはありますか
「特別なことは話しませんでしたが、やはり自分たちがゴールに向かう姿勢を継続させるということと、先制点を取れば大きく試合が動くという認識を試合前からしていたので、先制点を取るためにゴールを狙っていこうと話しました。」
――順大の9番、佐野翼選手と実際にマッチアップをしてどういった印象を受けましたか
「体の使い方がうまくてボールが入ったら嫌な選手だなと感じました。特に前向いたときとか背負いながら(ボールを)受けたときもそうですけど、ゴールに向かってくる選手で手を焼くというかやりづらい選手でした。」
――マッチアップで注意した点は
「くさびのボールというか、足元に入ってくるボールには厳しくいこうと思っていました。ただ、それに対してターンされてしまう場面も何度かあったので、あそこで前向きにつぶせるようにならないとディフェンスとして勝負しないといけないですね。これからどんなFWとやるか分からないですけど、ああいうくさびのボールに対して自分の力でボールを奪う能力をつけなくてはいけないなと感じました。」
――きょうのワセダのディフェンスを振り返っていかがですか
「相手がシンプルにやってくる中で、気の抜いたところはなかったと思います。突き詰めれば、もっと前向きにボールを奪って攻撃につなげなくてはいけないですね。失点しないのは大前提ですけど、攻撃の機転になるような守りをして、どれだけ攻撃に貢献できるかというのを突き詰めたいと思います。」
――最後に、次節への意気込みをお願いします
「勝ちしかありえない状況になっている中で、その勝ちを目指してしっかり1週間準備していきます。」

●DF八角大智(3年=流通経済大柏高)
――きょうの試合を振り返って
「どうしても勝ちたい試合で勝てなかったことは悔しいです。」
――首位への望みが厳しくなってしまいましたが
「まだ終わっていないので、残りの試合全部を勝つしかないし勝てば望みは残っていると思います。それに懸けて一生懸命プレーしていくようになります。」
――前半に相手の攻撃に苦戦しているようでしたが、ディフェンスラインから見て
「似たような強みを持ったチームなので攻守の切り替えのところが勝負だったとは思います。でも、相手に押されていたという印象はなかったです。比較的冷静に対応できていました。」
――相手のディフェンスについて
「徹底して潰してくるところに打ち勝たなければいけないと思います。また自分たちのサッカーで切り替えの速さから、相手が整う前にゴールを迫るという強みにつなげていかないといけないですし、自分たちのサッカーを徹底できたらそんなに問題にならないと思います。そこでやりきれなかったというのが、自分たちの甘さかなとは思います。」
――攻撃のチャンスをつくるために考えたこと
「運動量を多くして攻撃に関わることが自分の強みなので、そこを意識していました。きょうはクロスの精細を欠いたため、チャンスをつくり出せなかったのは反省すべき点だと思います。」
――明大戦への意気込み
「前季に1-2で敗れている相手なので、負けられないです。自分たちは優勝という望みがまだあるので、それに向けて勝つためにしっかり準備して絶対に勝てるようにしたいです。」

●MF堀田稜(3年=浦和ユース)
――0-0での引き分けとなりましたが、率直な感想を教えてください
「自分たちが試合でやろうと思っていたことは全員が意識して、ワセダの色を強く出すという部分に関しては開始から最後までアグレッシブにゴールに迫るということはできたと思います。しかし、やはり最後のフィニッシュの精度 であるとか、アタッキングサードのプレーの質というのがまだ低くて、そこをゴールに結び付けなかったというのが0という数字に表れていると思います。守備陣は本当に耐えるとこを耐えてよくやってくれていたと思うのですが、その分自分を含め前線の選手が得点をできなかったことが本当に残念です。」
――きょうは攻撃のチャンスの多い試合となりました
「自分たちとしては、崩す攻撃というのはいままでもやってきてないですし、とにかく奪ったあと速く相手の陣形が整う前にゴールに迫るということを全員で共有したなかで、奪ってから速くゴール前に何人も人数をかけることもできてました。そうやって意識する部分は良かったと思いますが、やはり結果に結び付けられなければ意味が無いと思うので、今後もそういう部分を続けて最後の質というのを高めてやっていきたいです。」
――ご自身のプレーとしても、運動量が多くボールを欲しがる場面が多かった印象がありました
「前節の流通経大戦(●0-1)で、自分たちのチャンスが多くありながら得点できなかったということで、自分自身自分の力で、ドリブルで状況を打開してゴールに結びつけようという意識がありました。奪われれば自陣に戻ればいいと考えていましたし、できるだけ相手の裏へ裏へ嫌な動きというのをしていこうと思っていたので、そういう部分が表れたのかなという風に思います。しかし結果に結びつかなかったというのが現時点の力だと思うので、またレベルアップできるようにしていきたいです。」
――守備の面ではいかがでしたか
「守備の面は攻から守の切り替えの部分で、相手の強みにしている部分でもありますが、むしろ自分たちがそこを相手より上回って相手陣に押し込もうということをやろうとしていたので、その奪われたあとにすぐ奪い返したりという切り替えの部分に関しては良かったと思います。それに加えて、相手に先手を取られても慌てずに耐えるところは耐えて0に抑えられたというのは評価できると思いますし、守備に関しては自分たちの色を出せたのかなという風に思います。」
――きょうの試合結果によって関東大学リーグ戦での戦いが厳しくなりました
「そうですね。本当に勝利が欲しい状況で、引き分けという結果に終わってしまったことは非常に残念です。しかし終わってしまったことというのは取り返せないですし、少しでもこの試合で出た課題というのを改善して、残り自分たちよりも上にいる専大や明大という相手と直接戦うことができるので、そこで優勝の可能性がある限り、自分たちは目の前の試合で勝ち点3を奪いに行くだけだと思うので、全員でまた一丸となってやっていきたいと思います。」
――試合後悔しそうな表情も見られましたが、どのように次の試合へ切り替えていきますか
「終わった直後というのは、どうしてもその試合のことで頭がいっぱいといいますか、残念な気持ちでそういう部分が出てしまったと思います。しかし先程も言った通り、終わったことというのは何をしても取り返せないですし、なによりこの試合を教訓にして次の勝利につなげることでしかこの試合を自分たちの意味のあるものにできないと思うので、とにかく前向きに目の前の勝利に向かってやっていきたいと思います。」
――次戦の明大戦に向けて意気込みをお願いします
「前期(●1-2)にも自分たちの強みを出せないまま敗れた相手ですし、自分たちは苦しい時期もあったなかで、夏にみんなで前向きに取り組んでメンタル的な部分でも確実に強くなったと思います。そういう部分を本当に結果で示すために、明大というのは最高の相手だと思うので、全員でまた1週間高めてぜひ勝利を収められるようにやっていきたいと思います。」

●FW宮本拓弥(3年=流通経済大柏高)
――率直にいまの感想をお願いします
「勝てなくて、勝ち点を2落として、順大とは相変わらず勝ち点6差なのは本当に悔しいです。」
――この一週間、首位・順大戦に向けてチームでどのような取り組みをしてきたか
「前節は得点が奪えなかったので何としても得点を奪うということを強みにしていこうという練習が主だったんですけど、練習でも得点できるチャンスを逃していたのでそれがピッチの上でも出てしまったと思います。」
――前半の立ち上がりからチームに勢いがあったが
「そうですね、入りの部分では自分たちの強みを出していこうという中で、入りの部分を(しっかり)やれば自分たちのペースに持っていけるだろうと思ったのでそこは意識してやりました。」
――試合を通して順大のサッカーをやらせなかったことに関しては
「順大も守備堅いチームでしたし自分たちと同じような強みを出してくるチームだったんですけど、そんなに速さを出させなかったですし、そこは守備陣と自分たちFWがうまく守備をしてたと思いますし、そこらへんはコミュニケーション取りながら相手に(速さを)出させなかったんじゃないかなと思います。」
――試合を通して攻めながら無得点に終わってしまいましたが
「前半の方がまだチャンスあったんじゃないかなと思ったので、その前半のうちにもっと決めておければ試合も自分たちの流れに持っていけたんじゃないかなと思います。」
――これで優勝が厳しい状況となってしまいました。次の試合に向けてどのようなことが必要だと思いますか
「2試合連続で無得点ということなんで、点を取らなければ試合には勝てませんし、そこに一人一人がちゃんと重きを置いてあしたのトレーニングからやっていかないといけないなと思います。」
――試合を終えてチーム全員の表情に悔しさがにじみ出ていました。どういった切り替えが必要となるでしょうか
「自分たちが悪くてきょう引き分けたわけではないので、そこはポジティブに捉えて、次絶対勝つんだという思いをもってやっていけばいいと思います。」
――次の明大戦に向けて抱負をお願いします
「本当に結果を出せていないので、1点をまず取れるようにやっていきたいと思います。」

●DF新井純平(2年=浦和ユース)
――勝ち点1という結果をどう捉えていますか
「勝つことしか考えていなかったので。結果的には残念でした。」
――相手は体幹やフィジカルというのが強かった印象があります
「それは自分も感じたところだったのですけれど、当たったときに自分も倒れたりすることが何回かあったので。そこはまだまだ相手に劣っていた部分なのかなと感じています。」
――その中で1点も取らせませんでした
「きょうに関しては本当に松くん(GK松澤香輝副将、4年=流通経済大柏高)中心に、結構止めてくれていた部分もあったし。最後体を投げ出すところとか、やられる気はそんなにはなかったですね。」
――キーパーと1対1になるシーンもありました
「あそこで自分が決めとけば勝っていたので。自分の実力不足というか。あそこで決められないようじゃまだまだ全然駄目だなと。」
――相手もワセダと同じようなサッカーをしてきましたね
「それは試合前からわかっていたので。相手がそうやってくる中で自分たちがそれ以上の強みというか切り替えとかで上回れば絶対勝てるというのを意識していたので、相手はそういうところを強みとしていて速かったりはしましたけれど。それ以上に自分たちが強みは出せてたとは思うのですけれど、自分含めて最後決めきれないところ、勝負強さというのが足りなかったかなと思います。」
――後半も何本もクロスをあげた中で1点取れなかったのは悔しい部分ですか
「そうですね。悔しいです。」
――来週に向けて、どういったことを中心に練習を積んでいきたいですか
「勝つことだけ考えて練習するのは当たり前なのですけれど、その中でも決め切るところや自分のクロスに合わせるところがまだまだ全然足りないと思うので。この1週間で高めることもできると思いますし、できることはたくさんあると思うので。全部やって、あと3試合ですけれど全部勝たないと優勝がないのは当たり前で。そこを勝つという気持ちででやらないと、勝てないのは当たり前なので。そこを1日1日の練習の中から高められるようにしていきたいと思います。」

●FW山内寛史(2年=国学院久我山高)
――きょうの試合を振り返って
「ボランチが引いて自分がケアしていたのですが、1回も収められなかったですし、交代時間も早かったですし、何もできなくて自分の力不足を感じた試合でした。」
――順大の印象は
「守備をしっかりやってきますし、いままでにないプレッシャーの中でいままでできていたことができなかったのでこれが上位校の力なのかなという感じで、自分はその中で何もできなかったのでまだまだ自分の力が足りなかったのかなと思います。」
――前半、なかなかペースをつかめない時間帯が続きましたが
「立ち上がりはどちらもはっきりやっていたので、自分たちも相手も攻め込む時間帯があったのですがそこで失点なくプレーできたのは良かったと思います。」
――後半になってワセダが試合を支配するシーンが見られましたが、それをベンチから見ていていかがでしたか
「代わったFWがエネルギーを出して展開を変えたりしていたので自分としては交代する前からエネルギーを出せていなかったし、起点であったりチャンスメイクであったりも全然できていなかったのでそこの場面で1点取れて勝てたらよかったのですが、結果的に順大の引き分けでも大丈夫、という流れに負けてしまったのかなと思います。」
――スコアレスドローの試合となってしまいましたが
「後期になって得点が取れている中でチームが本当に勝ちたいときであったり難しい状況の中では何一つできていませんですし、得点も取れませんでした。本当にもう一度自分を見直して、調子がいいとかいう言葉に流されないで自分自身のことを考えてやっていかないと、このまま流されてやっても自分自身の成長にならないですし、これから上位校と対戦していく中で得点も取れないと思うのでもう一度練習のところから見直してやっていきたいです。」
――次戦に向けての意気込みをお願いします
「まずは出れるかどうかも分からない状況ですけど、本当に練習1日1日ちゃんとやってきょうのようなプレーはしないように自分の中で整理して入って絶対勝てるようにしていきたいです。」

[写真]絶好機を止められた上形にとってほろ苦いゲームとなった

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