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Iリーグ関東決勝戦は国士舘大U-22Aが4-0で制す!!

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[11.3 Iリーグ関東決勝戦 国士舘大U-22A 4-0 法政大U-22 味スタ西]

 試合に出場する機会の少ない選手に公式戦出場の機会を提供することを主目的とする「アットホームカップ2014 インディペンデンスリーグ(Iリーグ)」の関東チャンピオンを決める、Iリーグ関東決勝戦が3日、味の素スタジアム西競技場で開催された。国士舘大U-22A法政大U-22が対戦し、4-0で勝った国士大が優勝した。

 先制点が生まれたのは、開始わずか3分。国士大FW山本真也(3年=静岡学園高)のシュートを法政大DFがクリアしたボールを拾ったMF永富弘之(3年=神村学園高)が中央やや右から中に切れ込み左足でシュート。「立ち上がりだったので、思い切り打ったら入った」(永富)という先制点に、国士大が一気にリズムをつかむ。さらに国士大は24分、左サイドから山本が入れたゴール前に入れたクロスを納めようとしたMF井上哲大(2年=神戸U-18)が倒されてPKをゲット。これを井上自身が決めて、国士大が2-0とリードを広げた。

 国士大はその後も右サイドのMF本間達耶(1年=遠野高)、ボランチの清水和哉(2年=正智深谷高)らが積極的に攻撃を仕掛けてゲームを支配。「相手より走って、切り替えを早くする」(山本)というチームコンセプトを「シンプルに表現してくれた」と、国士大・西田祐士コーチ。一方の法大も31分にFW金山元(1年=法政二高)を投入すると、ボランチ・富田亮輔(2年=名古屋U18)を起点に、前線にボールを入れようとするが、ボールをつなげることはできても国士大の最終ラインを突破することができない。結局、国士大が2点をリードしたまま前半は終了した。

 前半の終盤には、少しずつリズムをつかみかけていた法大だが、後半開始8分に、国士大・山本が追加点をマークをリードをさらに広げた。「目があったから絶対にボールを出してくると思った」と、ドリブルで左サイドを突破した永富からパスを受けると、そのままシュート。一度は法大GK駒崎竣(3年=三菱養和SCユース)にはじかれたが、そのこぼれ球をゴール左スミに流し込んだ。

 一方の法大も渡辺悠貴(2年=法政二高)、鈴木歩(2年=鹿島ユース)ら前線にボールが収まりはじめる。金山や途中出場の鈴木聖矢(1年=清水ユース)らサイドの選手もゴール前に切れ込むなど、何度かいい形を作るが、逆にボールを国士大に奪われた直後に、一気にゴール前までボールを運ばれることも。国士大は28分、交代出場の原政人(4年=飯能南高)の左からのクロスにFW松本孝平(2年=藤沢清流高)が合わせるが、シュートはバーを叩きゴールならず。両チームともに激しいボールの奪い合いが続いた。

 国士大は終盤にかけ次々と選手を交代。「途中から入ってきた選手も、ここで認めてもらっていずれはトップチームのレギュラーを狙っている選手。(リードしていても)モチベーションは落ちない」(国士大・西田コーチ)と、フレッシュな選手を投入することで集中力の切れがちな時間帯を乗り切ると、終了間際の42分に左SB岩下祐太(4年=国士舘高)からのロングキックに反応した松本がドリブルでゴール前へ。そのまま鋭いシュートをゴール右スミに突き刺し、法大にとどめを刺す4点目を挙げた。法大も、アディショナルタイムぎりぎまでチャンスをうかがうが、結局いいところなくタイムアップ。国士大が完璧な試合運びで4得点をあげ、関東王者に輝いた。

 この結果、国士舘大U-22Aは関東第1代表として、また法政大U-22は関東第2代表として、11月下旬に宮城県で開催されるIリーグ全国大会に臨む。

(取材・文 関東大学サッカー連盟/飯嶋玲子)
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