メッシらは「近づけない」

　レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、2014年FIFAバロンドールの最有力候補はマドリーFWクリスティアーノ・ロナウドであり、その後にブラジル・ワールドカップ(W杯)を制したドイツ勢が続くと見ているようだ。

　年間を通して最高の活躍を見せた選手に贈られるFIFAバロンドール。昨年の受賞者でもあるC・ロナウドは2014年もゴールを量産するとともに、マドリーのチャンピオンズリーグ制覇に貢献しており、有力な候補と目されている。

　一方で、2012年まで4年連続で受賞していたFWリオネル・メッシは、W杯のゴールデンボール(最優秀選手)賞を受賞したとはいえバロンドール受賞の可能性はないとアンチェロッティ監督は考えている。7日の会見でマドリー指揮官は次のように述べた。

「クリスティアーノに関しては、結果がはっきりと物語っている。クリスティアーノに近いところにいるのはドイツの選手だろう。彼らはW杯で優勝したからだ。だが、それ以外に近づける選手はいないと思う」

　C・ロナウドはマドリーのレジェンドであるアルフレッド・ディ・ステファノ氏の後継者だとフロレンティーノ・ペレス会長が称賛したことに、アンチェロッティ監督も同意している。

「ディ・ステファノがこのクラブにとってどのような存在であったかは誰もが知っている。彼のように見られることは未来に向けての良いモチベーションになるだろう。その資格はあると思う」

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