beacon

ホンジュラス監督が会見、アギーレ監督の練習不在は「影響しない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 14日に日本代表と対戦するホンジュラス代表が13日、試合会場の豊田スタジアムで公式練習を行った。練習後、エルナン・メドフォード監督が公式会見に出席。「日本はリスペクトに値するチームで、素晴らしい選手がそろっている」と警戒したうえで、「明日の試合は簡単ではないが、勝つのは不可能ではない」と意気込んだ。

 ホンジュラスはブラジルW杯でフランス、スイス、エクアドルと同じE組に入り、3戦全敗で敗退。大会後にルイス・フェルナンド・スアレス前監督が退任し、元コスタリカ代表FWで引退後に同代表の監督も務めたメドフォード氏が新監督に就任した。

 今回の来日メンバー21人のうち、ブラジルW杯メンバーはDFエミリオ・イサギーレ(セルティック)ら9人。「約半分がW杯に出場した選手で、もう半分が初めて代表でプレーする選手。国内リーグでプレーするU-20世代の選手も2人連れてきた」と説明した指揮官は、まだチームづくりの過程であることを強調した。

「まだ私が就任して3か月半しか経っていない。新しいステージを始めたところで、まだ練習の時間も少ない。理想としている形に達したわけではない。時間をかけて、この代表チームをつくり上げていきたい」

 W杯後に新監督が就任したのは日本も一緒。メキシコでのサッカー殿堂式典に出席するためハビエル・アギーレ監督は前日12日の練習まで不在だったが、メドフォード監督は「2、3日の不在は明日の試合には影響しないだろう」と指摘し、「日本の現状はホンジュラスと少し似通っている。新しい監督が就任し、新しい考え、新しいサッカー哲学を浸透させていかないといけない時期にある」と分析した。

 日本は過去にホンジュラスと2度対戦し、結果は1勝1分。02年5月の対戦は3-3の引き分け、05年9月の対戦は5-4の勝利と、いずれも激しい点の取り合いだった。最新のFIFAランキングは日本の52位に対し、ホンジュラスは69位となっている。

(取材・文 西山紘平)

TOP