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[選手権]V候補・前橋育英との強豪対決に臨む初芝橋本MF渡辺「負けるつもりは全然ない」

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 U-19日本代表のMF鈴木徳真とMF渡邊凌磨(ともに3年)ら擁す優勝候補の一角で、全国高校総体4強の前橋育英高(群馬)との強豪対決に臨むことになった初芝橋本高(和歌山)のMF渡辺淳揮主将(3年)は「間違いなく実力的には向こうの方が上だと思う」と第一声。ただ「集大成として自分たちがどれくらい相手を苦しめることができるか。負けるつもりは全然ないですし、楽しみという方が自分の中では大きい」と静かに闘志を燃やしていた。

 初芝橋本は今夏の全国高校総体16強。日大山形高(山形)を5-1、千葉王者・習志野高を3-0で沈め、終盤の失点によって敗れたものの、準優勝校・大津高(熊本)とも2-3の接戦を演じた。エースFW末吉塁(3年)が怪我の影響によって万全でなかったにも関わらず、注目GK立川小太郎やCB永見皓平、CB西岡伸(全て3年)を中心とした堅守と4得点をたたき出したFW柳原慶斗(3年)の活躍などによって上位に食い込んだ。直後に開催された高校フェスティバル、アイアディアナスカップでも優勝し、年間通して練習試合でも好成績を続けるなど、前橋育英に劣らず、初芝橋本も前評判は高い。

 和歌山県予選では決勝で近大和歌山高に苦しめられたものの、後半終了1分前に追いつき、PK戦の末に勝利して選手権予選2連覇。勝負強さを発揮した。アイアディアナスカップで右足親指骨折の怪我を負い、約1か月半離脱していた注目司令塔の渡辺も「ひとりでシャトルラン毎日やってきて。その成果が出ていたんじゃないかと思う」とコンディションを取り戻している。全国は万全の状態で臨み、自分たちの力を発揮すること。渡辺は「もう失うものはない。1、2年生は来年もありますけれど、3年生にとっては最後の最後なんで、メンバー入っている3年生も、入っていない3年生も一丸となってやりたい」と誓った。

(取材・文 吉田太郎)
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