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[関東1部]王者・専修大が4連覇の快挙達成!名門・筑波大は初の2部降格に・・・:第22節

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JR東日本カップ2014
第88回関東大学サッカーリーグ戦1部リーグ


 JR東日本カップ2014第88回関東大学サッカーリーグ戦1部は15日と16日、最終節を行い、専修大が4連覇を達成した。

 首位・専大と2位・明治大(専大と得失点差10)が勝ち点44、3位・順天堂大が勝ち点43で迎えた最終節では、まず15日に明大がFW藤本佳希(3年=済美高)とMF石原幸治(4年=市立船橋高)のゴールによって国士舘大に2-1で勝利。専大が優勝するためには、翌16日の順大戦で勝たなければならなくなった。だが専大は、順大戦に勝って優勝を決める。まずは前半19分にFW山川翔也(3年=新潟西高)が頭でつないだボールを得点ランキング首位のFW前澤甲気(4年=清水商高)が右足で先制ゴール。全日本大学選抜GK福島春樹(3年=静岡学園高)のビッグセーブによってリードを守った専大は、後半にも全日本大学選抜MF北出雄星(3年=三菱養和SCユース)と山川が加点して3-0で勝った。専大の4連覇は55年から58年に早稲田大が達成して以来となる快挙。エースFW仲川輝人(4年=川崎F U-18、横浜FM内定)が10月に今季絶望の大怪我を負う中、専大の前線で大車輪の働きを見せた前澤がMVPに選出された。

 残留争いはドラマティックな幕切れとなった。勝ち点18で並ぶ10位・筑波大と11位・中央大との一戦は、前半11分に筑波大が相手オウンゴールによって先制。対する中大は後半23分にFW砂川優太郎(4年=広島ユース)のアシストからDF鴨池陽希(1年=F東京U-18)が同点ヘッドを決める。そして中大は後半アディショナルタイム、鴨池のアシストからFW矢島輝一(1年=F東京U-18)が決勝ヘッドを決めて2-1で逆転勝ちした。10位へ浮上した中大の1部残留が決定。一方、優勝14回の名門・筑波大は史上初となる2部降格が決まった。先に行われた筑波大対中大戦の結果によって、残留が決まった9位の桐蔭横浜大はFW鈴木国友(1年=相洋高)とMF西巻広直(4年=栃木ユース)のゴールによって12位・東京国際大を2-0で下した。

 全日本大学選手権出場権を懸けた5位争いは、5位・国士大を勝ち点1差で追う6位・駒澤大がFW板倉直紀(4年=千葉U-18)の勝ち越しPKなど2度のリードを奪いながらも、総理大臣杯全日本大学トーナメント優勝の流通経済大に2度追いつかれて2-2で引き分け。国士大が5位を確定させて全国大会出場を決めた。また、MF増田湧介主将(4年=清水東高)の決勝ゴールによって4位・早稲田大に1-0で勝った慶應義塾大が7位から6位へ浮上し、全国大会出場を懸けたプレーオフへ進出。駒大は7位に後退して全国大会出場への望みが断たれた。

 関東大学リーグ2部優勝の法政大と同2位・神奈川大の来季1部昇格が決まった。1部で優勝した専大以下、明大、順大、早大、国士大、そして総理大臣杯優勝の流経大が全日本大学選手権出場。6位の慶大は24日に全国大会出場を懸けて金沢星稜大(北信越2)とプレーオフを戦う。
 
【第22節】(11月15日)
[ゼットエーオリプリスタジアム]
駒澤大 2-2 流通経済大
[駒]小牧成亘(37分)、板倉直紀(68分=PK)
[流]ジャーメイン良(52分=補・富田湧也)、江坂任(80分)

明治大 2-1 国士舘大
[明]藤本佳希(15分)、石原幸治(62分=補・藤本佳希)
[国]佐々木陸(37分=補・平松宗)

[古河市立古河サッカー場]
中央大 2-1 筑波大
[中]鴨池陽希(68分=補・砂川優太郎)、矢島輝一(90分+1=補・鴨池陽希)
[筑]オウンゴール(11分)

桐蔭横浜大 2-0 東京国際大
[桐]鈴木国友(9分=補・今関耕平)、西巻広直(89分=補・中島優)

(11月16日)
[味の素フィールド西が丘]
早稲田大 0-1 慶應義塾大
[慶]増田湧介(50分=補・川田悠介)

専修大 3-0 順天堂大
[専]前澤甲気(19分=補・山川翔也)、北出雄星(70分=補・前澤甲気)、山川翔也(74分)

(協力 関東大学サッカー連盟/飯嶋玲子)
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