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地元紙:チーム大敗も「内田は絶対的な献身ぶりを見せた」

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チーム平均以上ながらも低めの採点

 シャルケは25日、チャンピオンズリーグ(CL)・グループG第5節でチェルシーと対戦し、0-5と大敗を喫した。地元メディアはフル出場したDF内田篤人のプレーに低い採点をつけたが、一部では日本代表右サイドバックの姿勢がたたえられている。

 チェルシーDFジョン・テリーが前半2分にCKからのヘディング弾を決め、開始早々追いかける展開となったシャルケ。前半のうちにMFウィリアンのゴールとMFヤン・キルヒホフによるオウンゴールで3点ビハインドとなり、勝負がほぼ決まってしまった。

 後半にもチェルシーの勢いは止まらず、それぞれ途中出場したFWディディエ・ドログバとMFラミレスがゴールを追加。ベルティンス・アレーナでは試合終了を待たずに多くの観客がすでに立ち去っていたが、居残った一部ファンからは終了のホイッスルと同時にホームチームに激しいブーイングが浴びせられた。

 地元メディアはこの一戦のシャルケに対し、厳しい評価を下している。『レヴィアシュポルト』(チーム平均点5.1)は、内田のプレーにFWエリック・マキシム・シュポ・モティン(4)に次ぐチーム2位タイの4-(マイナス)をつけ、次のような寸評を記した。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

「”シュポ”とともに、優位に立つ相手に対して少しでも立ち向かう姿勢を見せた唯一のシャルケ選手。絶対的な献身ぶりだった」

『ベストドイチェ・アルゲマイネ』(チーム平均点5.33)は内田のパフォーマンスに5をつけた。プレーについてはこうコメントしている。

「日本人選手は(チームメートの)愚かなボールロストからのカウンターを何度か阻止することを強いられた。また彼は、チームにかかる重圧を軽減させようと頑張った。だが、0-1(2分)につながるCKの前には攻撃でボールを失っている。終盤には抵抗を完全に諦めた」

 ロベルト・ディ・マッテオ体制となってからホームでの強さを見せていたシャルケだが、この大敗によりCLではグループステージ突破に向けて苦境に立たされた。ブンデスリーガでは29日にマインツをホームに迎えるが、チームには奮起が求められる。

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