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大久保16ゴール目も…川崎Fは終盤の失点で来季ACL消滅

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[11.29 J1第33節 川崎F1-1広島 等々力]

 川崎フロンターレはホームでサンフレッチェ広島と対戦し、1-1で引き分けた。連敗は3で止まったものの、これで4試合勝ちなし(1分3敗)。最終節を待たずに6位以下が確定し、来季ACL出場の可能性が消滅した。

 3連敗中の川崎Fは特別指定選手で来季新加入が内定しているDF車屋紳太郎が先発でJリーグデビュー。MF稲本潤一も9月13日の徳島戦以来となる先発出場を果たした。広島は23歳のFW皆川佑介が8試合ぶり、20歳のMF浅野拓磨が7試合ぶりに先発。20歳のMF野津田岳人を含め、若手3人が攻撃のトライアングルを形成した。

 川崎Fは立ち上がり早々の前半2分、MF大島僚太のサイドチェンジを右サイドで受けたMF森谷賢太郎が縦パス。FWレナトが切り返しから左足でシュートを打ったが、これはGK林卓人に阻まれた。

 ホーム最終戦を白星で終えたい川崎Fがその後も試合の主導権を握る。前半34分には中盤でボールを持ったレナトが素早く右サイドに展開。森谷がダイレクトでグラウンダーのアーリークロスを入れると、走り込んだFW大久保嘉人が右足で流し込み、先制点を奪った。前節終了時点でFW豊田陽平(鳥栖)と並んで得点ランキングトップタイの大久保に8試合ぶりのゴールが生まれ、今季通算16ゴールとなった。

 前半、わずかシュート1本に終わった広島は1点ビハインドで折り返した後半もなかなかリズムに乗れない。すると後半12分、浅野と皆川を下げ、MF高萩洋次郎とFW佐藤寿人を投入。この交代で流れが変わった。直後に高萩がミドルシュートを放つなど川崎Fを押し込むと、後半26分には野津田のシュートが左ポストを直撃。跳ね返りにMF柏好文が詰めたが、シュートはGK西部洋平の好セーブに阻まれた。

 後半28分、野津田に代えてMF森崎浩司を投入し、最後のカードを切った広島。一方、劣勢の時間が続く川崎Fは後半34分、DF小宮山尊信を下げ、今季限りでの退団が発表されたDFジェシをピッチに送った。何とか逃げ切りたいところだったが、広島は後半43分、右CKのショートコーナーからMF青山敏弘がクロス。DF水本裕貴のヘディングシュートは西部に弾かれたが、こぼれ球を佐藤が押し込み、土壇場で1-1の同点に追いついた。


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