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J2降格のC大阪MF扇原「流れを断ち切れる選手が、自分を含めていなかった」

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[11.29 J1第33節 C大阪1-4鹿島 ヤンマー]

 無情のホイッスルが、鳴り響いた。残り2節、逆転でのJ1残留を目指したセレッソ大阪だったが、29日のホーム最終戦で鹿島に1-4で大敗し、J2降格が決まった。

 クラブ生え抜きのMF扇原貴宏は、ホイッスルが鳴った瞬間「頭が真っ白になりました」と言い、言葉を選びながら話した。

「やっぱりピッチに立っている以上、選手に責任がありますし、そういう責任をすごく感じました。こういう状況になったのも自分たちが勝てなかったからだし、こういうふうにズルズルズルズルなって、こういう結果になってしまっていると思うし…。やっぱり自分も育ってきたクラブですし、とにかく申し訳ない気持ちが、すごくありました」

 2013シーズンを4位で終えたC大阪は、開幕前にウルグアイ代表FWフォルランを補強するなど、初タイトルへの期待も大きかった。しかし、シーズン途中に2度の監督交代を行うなど迷走。扇原は「シーズン当初からあまり良い結果が出ない中で、どこかで流れを断ち切れるような選手が、自分を含めていなかった。そういう部分でチーム力が、すごく劣っていたのかなと思います。良いときだけ、良いプレーができてもよくない。どういう状況であっても結果を残さないといけないし、そうしないと、こういうことになってしまう」と、負の流れを断ち切ることができなかった自身とチームの力不足を悔やんだ。

(取材・文 河合拓)
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