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モウリーニョ:「バロンドールはサッカーのためにならない」

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チームプレーのメンタリティーを強調

 チェルシージョゼ・モウリーニョ監督は、FIFAバロンドールのような個人賞は政治的駆け引きを生み出すものであり、必ずしもサッカーのために良い存在ではないと話している。

 FIFAバロンドールの受賞者をめぐっては、毎年のように関係者による激しい舌戦が繰り広げられる。今年もドイツ代表選手の受賞を推したUEFAのミシェル・プラティニ会長に対し、FWクリスティアーノ・ロナウドを擁するレアル・マドリーが抗議するなどの騒動が引き起こされている。

 チェルシーからもMFエデン・アザール、FWジエゴ・コスタ、GKティボ・クルトゥワの3人が23人のFIFAバロンドール候補にノミネートされているものの、モウリーニョ監督は受賞者を気にしていないと主張した。イギリス『テレグラフ』がチェルシー指揮官のコメントを伝えている。

「こういうトロフィーはサッカーのためにならない。だからこそ私としては気にしていない。我々はスターを探しているように見えることもある。ほかの者たちよりも重要な誰かを探しているかのようだ」

「場合によっては、政治的キャンペーンを行っているように思える。オバマが再びホワイトハウスを目指しているかのようだ。我々のクラブにそういう文化は望んでいない。そういうものを気にしないし執着もしないのが我々のメンタリティーだ」

 今季のチェルシーには、チームプレーを第一とするメンタリティーがあるとモウリーニョ監督は強調する。

「我々はシャルケを5-0でリードしていたが、88分にエデン・アザールが守備に戻るためスプリントをした。88分に5-0で勝っていてもだ」

「彼らは変わった。若い選手たちには、明らかな進化が起こったんだ。このグループが慢心してしまうことはないと思う」

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