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千葉合宿を振り返るFP仁部屋「考えていることを、もっともっと一緒にしていきたい」

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 フットサル日本代表は3日、千葉のポートアリーナでトレーニングを行い、千葉合宿を終えた。今回の合宿では、戦術面の確認が主に行なわれたが、練習を終えてFP仁部屋和弘(大分)は「チーム全員で考えていることを、もっともっと一緒にしていきたいと思いますね」と、共通理解を高める必要性を唱えた。

 2016年のコロンビアW杯で、過去最強の8強入りを目指すためにも、それは欠かせないことだろう。「やっぱり精度を上げることが一番必要」と仁部屋は言い、「逆にいえば、それだけだと思う。技術やスピードでは勝っているので、動きもそうですし、すべてにおいて精度を上げること。そうすれば、さらにスピードも一段階上がるし、それかなと僕は思っています」と、続けた。

 この日の練習では、前日とは異なるセットの組み合わせが試された。仁部屋は、FP森岡薫(名古屋オーシャンズ)とともにプレーしていた。「今日は今日で、どういう感じになるかは自分の中で考えてプレーしていました。(森岡)薫くんと組む場合、他のメンバーと組む場合、そういう部分でもっともっと高めて、チームとして良いフットサルができたらと思います」。

 誰と組むとやりやすいというのは、特別にないという。「僕はどちらかというと、みんなに合わせてもらっているので、誰と組んでもやりやすいですね。むしろ、やりやすいようにプレーさせてもらっています。だから、あとは自分個人のところを、レベルアップしていかないといけないと思っています」。

 リーグ戦が終盤に差し掛かっており、選手たちの中には体の重そうな者もいた。仁部屋も、それほど体にキレがあったわけではない。自身も「ちょっと重かった」と認めるが、それでも、「いろんな代表のやり方を、あらためて確認できましたし、上を目指すためには必要なことだと思います」と、定期的にある代表活動の重要性を強調した。

 2週間後には、欧州の強豪であるクロアチアと対戦する。ミゲル・ロドリゴ監督が「特別なタレント」と称する日本のキープレーヤーは、「日本で開催されますし、とにかく勝ちたいですね。あとは楽しんで、全力でプレーしたいです」と、意気込んだ。

(取材・文 河合拓)

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