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3連覇目指した広島は8位フィニッシュ、仙台は引退発表柳沢が途中出場

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[12.6 J1第34節 広島2-0仙台 Eスタ]

 サンフレッチェ広島はホームでベガルタ仙台に2-0で快勝した。3連覇を目指した今季だが、8位でシーズンを終えることになった。仙台は14位。

 ハーフタイム中に降雪に見舞われたエディオンスタジアム広島。今季最終戦で背番号10が寒さを吹き飛ばす活躍を見せた。まずは後半19分、右サイドからMF清水航平がDFの裏を通すクロスを上げると、中央の高萩まで通る。ワンタッチで前に出ていたGKをかわすと、無人のゴールに蹴り込んだ。

 さらに後半22分、MF青山敏弘のスルーパスに反応すると、右足を振り抜き、勝利を決定づけた。「必ず勝って終わりたかった」。寒空の中、声を枯らし続けたサポーターへ白星を届けた。

 試合後に行われた最終戦セレモニー。あいさつした森保一監督は「今年の結果は我々にとっても満足がいくものではありませんでした。僕の力のなさで、選手、スタッフの頑張りを結果に結びつけることが出来ませんでした。しかしながら選手、スタッフは全力で戦ってくれました。大きな結果はお届けできませんでしたが、どうそ、選手、スタッフを労っていただければと思っております」。最後は「来年も最善の準備を尽くして戦っていきたい。今年もありがとうございました」と締めくくった。

 前節でJ1残留を決めていた仙台。1日には元日本代表FW柳沢敦が今季限りでの現役引退を発表した。試合には1点ビハインドを負った直後の後半19分から出場。シュートも1本放ち、最後まで諦めないプレーを見せていた。

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