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自身初のリーグ優勝を噛み締めるMF明神「この瞬間を味わうためにやってきた」

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[12.6 J1第34節 徳島0-0G大阪 鳴門大塚]

 数々の栄光を勝ち取ってきたガンバ大阪。だが、2006年にG大阪に加わっていたMF明神智和は、ナビスコ杯、天皇杯、ACLと、カップ戦では多くのタイトルを獲得してきたが、リーグ優勝だけは縁がなかった。それでも、6日に行われたJ1第34節で徳島ヴォルティスと引き分け、G大阪は05年以来9年ぶり2度目のリーグ優勝を達成。最終戦は出場機会のなかった明神も、全体的にかなり若くなったチームメイトたちと『初の』優勝に歓喜した。

 リーグ優勝の感想を聞かれ、明神は「本当に嬉しかったですよ。この瞬間を味わうためにやってきたので。この一年も今までも。欲しかったタイトルなので嬉しかったです」と喜ぶ。

 今季は12試合の出場にとどまったが、「気持ちは、常に一緒にピッチの選手たちと戦っていた」と言い、「3人の選手交代が決まってからは、浦和と鹿島の情報を聞きながら見ていました。最後は、鹿島が終わっていたのは分かっていたけど、レッズはアディショナルタイムがあったので、ネットで見ていました。なかなか試合が終わったという確定が出なくて、(優勝したか)分からなかった」と、目の前の試合が終わってからの数分間のモヤモヤした気持ちを振り返った。

 優勝の実感については、「終わったばかりで、いまいちつかめていないが、これからゆっくり味わいたい」という36歳のベテランだが、「今日の試合は固さもあった。でも、それを乗り越えて優勝したので、プレッシャーにも慣れていくと思います」と、このタイトルが若返りをはかったチームに大きな自信をもたらすことを予見した。

(取材・文 河合拓)
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