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[CL]チェルシーは主力温存も3発快勝!!田中欠場のS・リスボンは無念のGL敗退でELへ…

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[12.10 欧州CLグループリーグ第6節 チェルシー3-1S・リスボン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は10日、グループリーグ第6節2日目を各地で行った。G組のFW田中順也が所属するスポルティング・リスボン(ポルトガル)は敵地ですでに首位通過を決めているチェルシー(イングランド)と対戦し、1-3で敗れた。引き分けでもグループリーグ突破が決まるS・リスボンだったが、シャルケがマリボルに勝利したため、3位となりヨーロッパリーグ(EL)に回ることとなった。なお、田中はメンバーから外れている。

 6日のニューカッスル戦でリーグ戦無敗記録が14試合でストップしたチェルシー。この試合は、ジョゼ・モウリーニョ監督が前日の会見で話した通りDFジョン・テリーとMFエデン・アザール、MFウィリアンに休養を与え、キーパーもGKティボー・クルトワをメンバーから外し、GKペトル・チェフを先発出場させた。ニューカッスル戦の敗戦を払拭したいチェルシーは開始からFWジエゴ・コスタが前線から迫力のある守備を見せると、勢いのままに前半8分に先制に成功した。

 オーバーラップした左SBフィリペ・ルイスがPA内でDFリカルド・エスガイオに倒されて、PKを獲得。これをMFセスク・ファブレガスが落ち着いてしっかり決めた。さらに同16分、MFネマニャ・マティッチの横パスをゴール正面で受けたMFアンドレ・シュールレがワンステップで相手をかわして右足シュート。GKルイ・パトリシオも右手に当てたが弾き出すには至らず、ゴール左隅に吸い込まれ、2-0とリードを広げた。

 FWナニを負傷で欠き、早々に2失点を喫するなど苦しい展開となったS・リスボンは、サイド攻撃から反撃を試みた。前半はチェルシーの効果的なカウンター攻撃に苦しみ0-2で折り返したが、後半は開始から主導権を握ると迎えた同5分、FWアンドレ・カリージョの右クロスはDFにクリアされたが、PA内にいたDFジョナサン・シルバが右足ダイレクトボレーを叩き込んで、1-2と1点差に詰め寄った。

 それでもチェルシーは後半7分、カウンターからシュールレのパスを受けたMFモハメド・サラーが左足シュート。これはGKパトリシオの好セーブに阻まれたが、徐々に流れを引き戻すと、同11分、セスクの左FKからDFガリー・ケーヒルの頭をかすめて、ファーサイドに走り込んだMFジョン・オビ・ミケルが右足で押し込んで、3-1と再び2点差とした。

 その後もチェルシーが主導権を握る。後半38分には、セスクに代えて18歳のMFロフタス・チークをトップチームデビューさせる余裕も見せた。試合はS・リスボンの反撃を1点に抑えたチェルシーが、3-1で勝利。グループリーグを無敗(4勝2分)で突破した。一方のS・リスボンは08-09シーズン以来のグループリーグ突破を逃し、ELに回ることとなった。

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