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レアル・マドリー下部組織の日本人選手に世界が驚く

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『マルカ』は、「アレビンとは思えないことをやってのける」

 レアル・マドリーの下部組織に在籍する日本人の少年が、世界から注目を集めている。スペイン『マルカ』も、紙面で“メディアティコ(話題の選手)”である中井卓大くんを紹介した。

 昨年10月、9歳でマドリーの下部組織に入団した中井くんが注目を集めたのは、先週末に行われたバルセロナ下部組織との試合で見せたプレーだった。アレビンA(11~12歳のカテゴリー)の試合で中井くんは大きなインパクトを残している。

 その模様がインターネットで広まり、『マルカ』は「日本の小さな選手は、You TubeやSNSにおける衝撃」とした。この試合の動画が再生回数50万回を突破し、そのほかのプレーを集めた動画も多くの再生回数を記録していると、反響を伝えた。

 世界的に注目を集めたのは今回のバルセロナ戦のプレーが紹介されたことによるもののようだが、地元では少し前から評判が高まっていたようだ。

 『マルカ』は、「ピピ(中井くんの愛称)は、アレビンでプレーするようになってからわずか数カ月だが、バルデベバス練習場では、すでに注目を浴びる存在となっている。アレビンの年代とは思えないことをやってのけるこの少年の噂は、人々を練習場のスタンドに向かわせる」と記した。

 若い才能の話題は至るところにある。それでも同紙は、「博識な人々は、将来的に素晴らしいポテンシャルを持った選手たちがまだいると言う。しかし、タクヒロはその後ろに隠れることなく、素晴らしいプレーのほか、ゴール、アシストを記録するなど、チームの一員になっている」と、ピピが押しつぶされないと期待する。

 13日、マドリーのアレビンAはホームにアラバカを迎える。『マルカ』は「新たなフェノメノ(怪物)を見る新たなチャンスだ」とした。

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