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フットサル日本代表がクロアチアに快勝! 2014年の活動をゴールラッシュで締めくくる

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[12.20 親善試合 フットサル日本5-2フットサルクロアチア グリーンアリーナ神戸]

 フットサル日本代表は20日、グリーンアリーナ神戸でフットサルクロアチア代表と親善試合を行った。前半14分にFP森岡薫が第2PKで先制点を決めた日本は、決定力を欠いた第1戦の憂さ晴らしをするかのように、前半だけで3点を重ねる。後半も主導権を握る日本は、5-2でクロアチアに勝利。年内最後の活動を良い内容と結果で終えている。

 日本は2日前の第1戦で先発したFP小曽戸允哉に代えて、FP仁部屋和弘がスタメン出場。一方、クロアチアは2日前と同じメンバーで試合に臨だ。

 第1戦を1-1の同点で終えた日本は、前半から華やかなゴールラッシュを見せる。序盤から積極的に仕掛けた日本は、クロアチアのファウルを誘発。前半8分にクロアチアは早くも5つ目のファウルをおかす。クロアチアはパワープレーをするなど、時間を使おうとするが、日本は14分にFP吉川智貴が右サイドで仕掛けて、ファウルを誘発。これで得た第2PKを森岡が決めて、国内代表戦初ゴールを記録した。

 この1点で重圧から解放された日本は、15分にFP仁部屋和弘のCKをFP前純内マティアス・エルナンがボレーシュート。GKが弾いたボールをFP星翔太がゴールに押し込み、追加点を挙げる。さらに1分も経たないうちに、今度は左サイドから仁部屋がDFをかわし、シュートを突き刺して3-0とリードを広げた。日本は単発的にあったピンチにも、GK関口優志が安定した守備を見せて、理想的な試合運びで前半を終えた。

 後半に入っても前線からのプレッシングが機能する日本は、次々に高い位置でボールを回収し、一方的にクロアチアを押し込む。後半4分にはFP小曽戸允哉が前を向き、FP西谷良介にパス。西谷はボールをコントロールできなかったが、こぼれ球を拾った小曽戸が前に蹴ったボールが倒れている西谷に当たり、ワンツーのような形で小曽戸に戻る。これを小曽戸がゴールに蹴り込み、4点目を挙げた。

 その直後、日本は速攻からクロアチアに1点を返されるが、試合の流れは渡さない。5分にはキックインを受けた小曽戸が個人技でDFを抜き、再びゴールを決めて4点差に戻す。クロアチアは後半7分からパワープレーを開始。10分には第1戦と同じくFPフランコ・イエロブチッチのパスからFPクリスティアン・グルベジャがゴールを決めて、1点を返す。

 その後もクロアチアはパワープレーを続け、日本もボールを保持したときはクロアチアのプレスをかわすパスワークを見せたため、試合はほとんど途切れずに終了した。フットサル日本代表は、初めてアジア選手権連覇を果たした2014年の活動を5-2の快勝で終えている。

(取材・文 河合拓)

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