beacon

[選手権]沖縄屈指の技巧派、前原MF當山隆馬「選手権までにもっと磨いていきたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 前原高(沖縄)は全国高校選手権1回戦で國學院久我山高(東京A)と対戦する。クオリティーの高いポゼッションが持ち味の國學院久我山に対し、前原も得意のポゼッションで勝負を挑む構え。キーマンの技巧派MF當山隆馬(3年)が中心になって相手を上回り、初戦を突破する。

以下、當山のコメント
●MF當山隆馬(3年)
―選手権の全国大会が近付いてきた
「近づくにつれてみんなのモチベーションも高まってきている。みんなの気持ちがひとつになってきて、あともうちょっとだと思う」

―今年の強さの秘訣は?
「今年は前に点を決めれる選手がいるところと守備の土台がしっかりしたこと。ディフェンスがいるから攻撃が成り立っているんですけど、連動してボールが奪えていないというのが自分の中の課題。あと、後半になると段々足が止まってくる。強さの秘訣と言ったら、みんなで最後までやるから、負けていてもいつも逆転できる。日ごろから仲が良くてチームワークがいいのでそこもある」

―全国大会初戦の対戦相手は國學院久我山
「自分なんかがボールを持ってテンポができれば、どこの相手でもポゼッションできると思うんですけど。アウェーだし、久我山もポゼッションするチームだと思うので慣れるまで圧倒されると思うんですけど、自分たちの良さを出せれば大丈夫だと思います。久我山は守備が強いと聞いているんで、相手がわざと俺なんかにボールを持たせてショートカウンター狙ってくることも気をつけながら無理な縦パスは入れないようにしたい」

―とても高い技術がある
「自分が周りに声かけてパス回ししながら守備もする。無理な縦パスは入れずに辞めるところはやめて(攻め急ぐことなく)、自分たちの色を出したい。ある程度の選手には負けないと思っているんですけど、選手権までにもっと磨いていきたい」

―その技術はどうやって磨いたのか
「中学校の時は土曜日だけブラジル人のコーチがやっているフットサルのスクールにも通っていた。それもあると思うし、昔からボールをたくさん触っていた」

―きょう履いていたパティーク11プロの感想を
「デザインも黒で格好いい色。皮でしっかりとした素材で履いた時にしっくりきていいなと思いました。パティークは普段の練習でも履いていたんで、きょう履いてみた。(特にいいのは)キックの質ですね。あと蹴りやすさ。締め付けとかフィット感が全然違う。値段が高いだけあると思いました」

―全国大会への意気込みを
「沖縄は1回戦負けが多いけれど、去年(の那覇西)は2回勝っている。今年も去年に続けて勝てるように一戦一戦大事にして、自分たちのサッカーを大事にして、ポゼッションできればある程度いい形で試合できると思う。しっかりとやって行って一つでも多く勝てるようにやりたいです」

―最後にゲキサカを通してメッセージを
「デカいのもいるんですけど、自分らは全国に比べたら小柄だと思う。でも、足元の技術や俊敏性だったら全国にも勝る部分もあると思うので、全国でもそこで勝負していきたい」

(取材・文 吉田太郎)

TOP