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[皇后杯]浦和が後半一気の猛攻で千葉を下す…元日決勝は浦和対日テレに

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[12.28 皇后杯準決勝 浦和3-1千葉 味フィ西]

 皇后杯準決勝が28日に味の素フィールド西が丘で行われた。第2試合は浦和レッズレディースがジェフユナイテッド千葉レディースを3-1で下して、2010年大会以来、4大会ぶりの決勝へと駒を進めた。1月1日に味の素スタジアムで行われる決勝では、日テレ・ベレーザと対戦する。

 前半は千葉ペースで進んだ。25分にはMF深澤里沙がドリブルで切り込み左足でゴールを狙うが、GK池田咲紀子のセーブに遭う。同37分にはCKから波状攻撃を見せるが、押し込むことが出来なかった。

 一方の浦和はゴール前にすら持ち込めない展開が続く。前半終了間際のプレーでようやくMF齊藤あかねがヘディングでゴールを狙うが、GK山根恵里奈の正面を突いてしまった。

 後半に入ると同時に、浦和は齊藤に代えてFW清家貴子を投入。早くも切り札を送り込み、先制点を奪いに行く。すると後半18分、浦和は左サイドからのCKを獲得すると、D堂園彩乃が頭で押し込み、先制に成功した。

 千葉も直後の後半21分、右サイドを突破したMF安齋結花のクロスをFW菅澤優衣香がヘディングシュートで合わせるが、ポストに嫌われ、ゴールラインを割ることができない。逆に同23分、浦和はカウンターから清家が右サイドを突破。そのまま右足でゴールに蹴り込み、リードを広げた。

 止まらない浦和は後半28分、清家が前に出たGKをあざ笑うかのようなシュートを無人のゴールに蹴り込み、3-0。苦しんだ前半がウソのように後半持ち直した浦和。後半アディショナルタイムに深沢に押し込まれ1点を失ったが、元日決勝に駒を進めた。

(取材・文 児玉幸洋)
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