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[女子選手権]決勝は日ノ本vs常盤木学園!!日ノ本は2年連続夏冬連覇なるか:準決勝結果

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 第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会は7日、準決勝が行われた。決勝戦は11日に行われる。

 1試合目は、昨年の総体で悪天候の影響により、決勝戦が行われず両校優勝となった日ノ本高(兵庫)と村田女子高(東京)が対戦。前半はスコアレスで折り返したが、日ノ本が後半29分に先制に成功する。右からのクロスは逆サイドまで流れたが、このボールをゴールラインギリギリでMF多田彩華が残し、角度のないところから中央へドリブル開始。これをゴール前に勢いよく走り込んだMF池尻茉由が横からかっさらう形で左足で押し込んだ。

 先制から3分後の後半32分、日ノ本はカウンターの流れからDF渡部那月のシュート性のクロスはクロスバーを叩いたが、跳ね返りをMF多田彩華が粘って右足で押し込み、2-0。日ノ本がリードを広げると、同35分、左サイドで池尻が相手DF2人の頭上を越す鮮やかなループパス。これをPA左で受けたDF稲田佳奈が鋭い切り返しで相手DFをかわして、右足シュートを右サイドネットに突き刺し、試合を決めた。3-0で完封勝利を収めた日ノ本が2年連続の夏冬連覇へ王手をかけた。

 2試合目は、2012年度優勝高・常盤木学園高(宮城)と、昨年度準優勝の藤枝順心高(静岡)が激突。こちらも前半は0-0で終えたが、先手を取ったのは藤枝順心だった。後半33分、FW山下史華が相手陣内の高い位置でボールを奪うと、FW島村友妃子がドリブルで攻め上がる。島村のパスをPA右で受けた途中出場のFW児野楓香が右足でニアを突き、先制のゴールネットを揺らした。

 試合はこのまま終了かと思われたが、迎えた後半アディショナルタイム1分、常盤木学園がDF藤野涼加の一本のロングパスから劇的な同点ゴールを奪う。藤野のロングパスから抜け出したMF小林里歌子がドリブルでPA内に侵入。GKを引きつけて、並走していたFW白木星にパスを送り、無人のゴールに流し込んだ。

 1-1のまま突入したPK戦では、お互いに1人ずつが外して迎えた6人目で先攻の常盤木学園のDF松久保明梨がきっちり決めると、藤枝順心のDF三丸郁美のシュートをGK小野真鈴華が横っ飛びセーブ。土壇場で追いつきPK戦に持ち込んだ常盤木学園がPK5-4で制し、決勝へと駒を進めた。

 以下、準決勝結果と決勝日程

【準決勝結果】
(1月7日)
[ノエビアスタジアム神戸]
日ノ本高 3-0 村田女子高
常盤木学園高 1-1(PK5-4)藤枝順心高

【決勝結果】
(1月11日)
[ノエビアスタジアム神戸]
日ノ本高 14:10 常盤木学園高

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