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父親の夢が正夢に…千葉MFパウリーニョ「すべてをチームに捧げる」

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 父親の夢が正夢となった。新体制発表会見の場で、ジェフユナイテッド千葉に加入したMFパウリーニョ(写真中央)は「僕がジェフでプレーしている姿を、父が夢で見ていました。その夢が現実となり、幸せに感じています」と笑顔で語った。

「嘘だと思われても仕方ないけど」と苦笑したパウリーニョだが、「本当の話なんだ」と真剣な顔を見せると、父親とのエピソードを話し始めた。「シーズンオフにも父から『ジェフからオファーはあったか?』と聞かれたのですが、夢の話を聞いたときは現実的には捉えていませんでしたし、夢は偶然見るものだと思っていました。でも実際にジェフに来ることができたので、自分に良い偶然が起きたと思っています。ここに来れて幸せです」と感慨深げな表情を見せた。

 10年途中から加入した栃木ではキャプテンを務め、チームになくてはならないボランチとしてプレーしたが、昨季期限付き移籍で加入した川崎Fでは14試合の出場に止まった。しかし、本人は貴重な経験を積めたと話した。

「良い部分もあれば、そうでない部分もあったと思います。十分な出場機会を得られませんでしたからね。でも、(中村)憲剛や大久保(嘉人)、稲本(潤一)やレナトなど非常にレベルが高く、経験のある選手と一緒にプレーできたことで、プラスになったことが多かったと思うし、個人のレベルは上がったと感じています」

 そして、昨季の経験を生かし、今季はピッチ上でチームのために戦うことを約束した。「私がここでプレーする限り、必ずJ1にチームを引き上げます。それが私の大きなミッションだと考えていますので、私の持っているすべてをこのチームに捧げます」と新助っ人は胸を張って話した。

(取材・文 折戸岳彦)
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