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[コパ・デル・レイ]ネイマールの2発で勝負あり…アトレティコとの打ち合い制したバルサが4強入り

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[1.28 コパ・デル・レイ準々決勝第2戦 A・マドリー2-3バルセロナ]

 コパ・デル・レイ準々決勝第2戦が28日に行われ、アトレティコ・マドリーバルセロナが激突した。激しい打ち合いとなった前半は3-2とバルセロナが1点をリードして折り返す。しかし、後半はスコアが動くことなく2戦合計4-2としたバルセロナが準決勝進出を決め、ヘタフェ対ビジャレアルの勝者と対戦する。

 第1戦を0-1で落としていたアトレティコが、試合開始38秒で電光石火の先制点を叩き込む。DFギリェルメ・シケイラのパスをPA外で受けたFWフェルナンド・トーレスが、寄せてくるMFハビエル・マスチェラーノをワンタッチで鮮やかにかわすと右足でゴールネットに突き刺した。

 しかし、すぐさまバルセロナが試合を振り出しに戻す。前半9分、カウンターからFWリオネル・メッシがFWルイス・スアレスへ縦パスを入れると、スアレスは前線へフリーで走り込むFWネイマールを見逃さずにスルーパス。ボールを受けたネイマールは一気にPA内まで侵入して右足で同点ゴールを叩き込んだ。

 さらにネイマールは同17分にGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの縦パス一発で完全に抜け出し、再びゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定に取り消されてしまう。対するアトレティコは同27分に左サイドを突破したシケイラのクロスからFWアントワーヌ・グリーズマンがボレーで狙ったものの、テア・シュテーゲンの正面を突いた。

 そして、前半28分にアトレティコにビッグチャンスが訪れる。右サイドからPA内に侵入しようとしたDFフアンフランが、マスチェラーノに倒される。微妙な位置だったもののPKを獲得すると、これをMFラウール・ガルシアが確実に沈めて2-1と勝ち越しに成功した。

 だが、バルセロナが思わぬ形で同点に追い付く。前半37分、DFダニエウ・アウベスのスルーパスに反応したMFイバン・ラキティッチのシュートはDFホセ・ヒメネスのブロックに遭うが、このプレーで得たCKからMFセルヒオ・ブスケツが狙ったヘディングシュートがDFミランダのオウンゴールを誘った。

 激しい点の取り合いとなった前半は、まだ終わらない。前半41分、シケイラのクロスからグリエーズマンが放ったシュートはPA内でDFジョルディ・アルバの手に当たったように見えたが、審判の笛は吹かれず。すると、ここからカウンターを発動させたバルセロナがメッシ、そして相手ゴール前まで一気に走り込んだJ・アルバとつなぎ、最後はネイマールが押し込んで3-2と逆転に成功した。

 後半に逆転を狙いたいアトレティコだったが、ハーフタイムにMFガビが退場して数的不利に陥り、攻撃をけん引していたグリエーズマンに代えてMFサウール・ニゲスを投入せざるを得なくなった。するとディエゴ・シメオネ監督は、後半17分までにDFヘスス・ガメス、そしてビジャレアルから移籍加入したばかりのMFカニを投入して、交代カードをすべて使い切る。

 しかし、後半26分にJ・ガメスのクロスの流れからカニが強烈なシュートを放つも、テア・シュテーゲンの横っ飛びのセーブに遭うなど同点に追い付けないアトレティコ。さらに、同39分には2度目の警告を受けたDFマリオ・スアレスが退場して9人となった。結局、後半はスコアが動かずに3-2のまま逃げ切ったバルセロナが、2戦合計4-2として準決勝進出を決めた。


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