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長友故障再発、負傷交代…インテルは快勝で公式戦の連敗止める

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[2.8 セリエA第22節 インテル3-0パレルモ]

 セリエAは8日、第22節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームでパレルモと対戦し、3-0で勝利した。長友は左SBで先発。しかし前半36分に右もも裏を痛めて、負傷交代した。

 立ち上がりからインテルが攻勢を続けた。前半16分、左サイドからのCKをMFジェルダン・シャチリのFKを、MFフレディ・グアリンが力強いヘディングシュートで合わせて先制。その後も長友らがサイドで高い位置を保って、ゲームを支配した。

 しかし前半30分過ぎ、ボールを持ち上がった長友が右もも裏を抑えながら、苦悶の表情を浮かべる。その場に座り込み治療を試みたが、前半36分にDFドドーと交代した。長友は日本代表として出場したアジア杯の準々決勝UAE戦で、試合中に右太もも裏を負傷。軽度の肉離れと診断され、リハビリを余儀なくされた。今月4日のコッパ・イタリア準々決勝のナポリ戦でようやく復帰していたが、同じ箇所を痛めてしまったようだ。

 長友が下がった後も、主導権を握ったままゲームを進めたインテルだが、追加点はなかなか奪えない。後半12分のFWマウロ・イカルディのヘディングシュートはポストを直撃。同14分にはCKをDFアンドレア・ラノッキアが合わせたが、今度はクロスバーに嫌われた。

 だが後半20分、ついにゴールをこじ開ける。右サイドに流れたグアリンがクロスを入れると、ニアでFWロドリゴ・パラシオが頭に当てる。ファーに流れるが、待っていたイカルディが豪快に右足を振り抜き、リードを2点に広げる。さらに同43分にはグアリンのクロスをイカルディがヘディングで合わせて、勝利を決定づけた。

 公式戦3連敗中だったインテルだが、リーグ戦では1月11日の第18節以来の勝利を挙げた。リーグ戦の勝ち点は前日、ユベントスに敗れたミランと並び「29」。ホーム戦の快勝を浮上のきっかけとしたいところだ。


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