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「みすぼらしい」「ごう慢」…ミランとユーベが互いを激しく非難 オフサイド判定をめぐり

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 ミランユベントスが7日の試合における判定をめぐり、激しく衝突した。イタリアメディアが報じている。

 ホームのユーベが3-1と勝利した7日のセリエA第22節では、FWカルロス・テベスの先制点がオフサイドだったのではないかと議論が起きた。だが、テレビ映像を使った検証画像では、DFクリスティアン・ザッカルドの足が残っており、テベスはオンサイドだ。

 しかし、ミランはこの検証画像に納得がいかない様子。クラブの公式『ツイッター』で、センターラインとオフサイドラインの角度が違うことから、「平行に見えるだろうか? 我々には見えない」とコメント。画像が加工されたとの疑念をほのめかした。

 また、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは、問題の場面のリプレイがすぐに出てこなかったことや、他クラブと異なりユベントスだけが独自でテレビ映像を管理していることを批判。リーグで改正を求めると息巻いた。

 これに対し、放送局『スカイ・スポーツ』は、検証画像のオフサイドラインについて、角度の問題で平行に見えないだけで、グラウンドレベルの視点からの画像では平行であることが示されていると反論。『メディアセット』とともに、放送の中立・公平性に疑いはないと反論した。

 さらに、ユベントスは公式声明で、映像管理に関してはルールで定められたとおりと主張。ガッリアーニCEOは「法律や承認済みの規則、何よりピッチを無視しているようだ」と非難した。

「ガッリアーニはうわべだけの滑稽な騒動をメディアで起こしている。みすぼらしくも、3-1というピッチでの明確な結果を、ミラニスタの目から隠そうとしているからだ」

 これを受け、ミランも公式声明で再び反論。「ごう慢というのはユベントスのものだ。そういう者に対して返答する必要はない」と非難し返している。

 ミランとユベントスはタイトルを争っていた2011-12シーズン、MFサリー・ムンタリのゴールがラインを割っていたかどうかをめぐり、激しく対立している。両クラブの関係は再び悪化するのだろうか。


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