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青森山田CB菊池流帆「不完全燃焼で終わってしまった」選手権から高校選抜入りへ

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 青森山田高のCB菊池流帆(3年)は4強入りした夏の全国高校総体に続いて、全国高校選手権でも初戦敗退ながら優秀選手に選出。北の名門、青森山田で3年時までトップチームでの公式戦での出場機会がなかったというCBが、最終学年で全国トップクラスのCBとしての評価を勝ち取った。

「選手権は1回戦負けしちゃって不甲斐なくて、自分的にもチーム的にも不完全燃焼で終わってしまった」というように選手権には後悔しか残っていない。だが、「自分がこうして高校選抜に選ばれたのは山田を代表してということなので、頑張って選ばれて、次のステージに向けてステップアップしたいです」と切り替えて高校選抜選考合宿に臨んだ。その菊池は、選考合宿でも186cmの長身を活かした強烈なヘッドを連発。また相手が抜けだしそうなシーンで足を出して食い止め、あわやのシュートシーンで身体を投げ出してブロックし、ゴールを守るという点での責任感、実力の高さを感じさせた。

 全国総体後に「ヘディングと球際の強さは誰にも負けるなと言われてやっている」と説明していた菊池は半年後、ヘディングでよりボールを遠くへ飛ばすことなど取り組んできたことを成果として出していた。高校選抜候補の中で最長身で、守備の柱になりうるDFが欧州遠征メンバー入り、そして「大学で1年目から出て全国で注目される選手になりたいです」という目標を実現する。

(取材・文 吉田太郎)
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