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香川2戦連続先発で5か月ぶり2連勝、ドルトムントは今季初の4ゴール

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[2.13 ブンデスリーガ第21節 ドルトムント4-2マインツ]

 ブンデスリーガは13日、第21節1日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでFW岡崎慎司の所属するマインツと対戦し、4-2で勝った。トップ下で2試合連続の先発出場となった香川は得点にこそ絡まなかったが、積極的にシュートを放つなどチャンスを演出し、後半33分に交代。1トップで先発した岡崎は前線で体を張ったが、無得点のまま後半37分にベンチへ下がった。

 前節のフライブルク戦(3-0)で6試合ぶりの白星を挙げ、最下位から脱出したドルトムント。ホームで久々の勝利を飾り、連勝で勢いに乗りたい一戦だったが、試合開始早々、出はなをくじかれた。

 マインツは前半1分、ロングフィードから岡崎が粘ってボールをつなぐと、ゴール前への浮き球のパスにGKロマン・バイデンフェラーが飛び出し、パンチング。これが中途半端なクリアとなり、エリア外で拾ったMFエルキン・ソトが左足でもう一度、ゴール前に蹴り込んだ。クロス性のボールはそのままゴールネットを揺らす先制点。立ち上がり直後に1点のリードを奪った。

 いきなり1点を追う展開となったドルトムントは前半3分、MFマルコ・ロイスのシュートが右ポストを直撃。跳ね返りに詰めた香川の左足シュートもGKステファノス・カピノに阻まれた。同7分にはロイスのスルーパスに抜け出したFWピエール・エメリク・オーバメヤンが右足を振り抜くが、GKが好セーブ。同32分、香川の右クロスに合わせたロイスのシュートもクロスバーの上を越えた。

 猛攻を続けるドルトムント。前半43分、左FKのこぼれ球をPA手前から右足ダイレクトで狙った香川のシュートはわずかにゴール右へ外れたが、1点ビハインドで折り返した後半4分にDFマルセル・シュメルツァーの右CKからDFネベン・スボティッチがヘディングシュートを叩き込み、ついに同点に追いついた。

 さらに直後の後半10分、DFソクラティス・パパスタソプロスの縦パスを受けたMFケビン・カンプルがスルーパス。PA内に走り込んだロイスはドリブルでGKもかわして右足で無人のゴールに流し込み、2-1と逆転に成功した。

 後半立ち上がりの連続ゴールで試合をひっくり返したドルトムント。マインツもわずか1分後の後半11分、岡崎がつぶされたこぼれ球をソトが拾い、スルーパスに反応したMFユヌス・マリが右足で豪快にゴールネットを揺らす。少ないチャンスを生かしてすぐさま2-2の同点に追いついたが、ドルトムントの流れは変わらなかった。

 後半21分、香川の左足ミドルはゴール右に外れたが、同26分、左サイドでボールを受けたロイスが右足のアウトサイドで絶妙なクロスを送る。ゴール前に走り込んだオーバメヤンは正確なトラップでボールをコントロールし、右足でシュート。これが転々とゴールマウスに吸い込まれ、3-2と勝ち越した。

 香川は後半33分に交代したが、その直後にオーバメヤンの直接FKをGKが前に弾いたところにMFヌリ・サヒンが詰めて左足で押し込み、4-2。今季初の1試合4ゴールで勝利を決定づけると、そのままタイムアップを迎えた。ドルトムントのホームでの勝利は昨年12月5日のホッフェンハイム戦(1-0)以来。昨年8月29日のアウクスブルク戦(3-2)、9月13日のフライブルク戦(3-1)以来、約5か月ぶりの2連勝を飾り、暫定14位へ順位も上げた。


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