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やはり“スペシャル・ワン” モウリーニョと6歳の少年の心温まる交流

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 チェルシー監督ジョゼ・モウリーニョは「スペシャルワン」と呼ばれる。単にすごい監督というだけで、そう呼ばれているわけではないのだ。

 6歳のジュード・ブランソンくんは心を痛めていた。ジュードくんが応援するアストン・ビラはプレミアリーグから降格しそうで、今すぐ手を打たなければいけなかった。

 だから、彼は思い切って行動に出た。救世主を呼び寄せることにしたのである。

 同じく残留を争うハル・シティとの試合を前にして、ジュードくんはペンを手に取った。手紙をしたため、ポストに入れた。宛先は、ロンドンだった。

 『バーミンガム・メール』によると、彼は手紙にこう書いた。

「モウリーニョさんへ。僕の名前はジュードです。6歳で、アストン・ビラを応援しています。あなたは僕のお気に入りの監督です。どうか、ビラの監督になって、(チェルシーFWディエゴ・)コスタと一緒に来てくれませんか? 僕たちには、あなたの助けが必要です。 ジュード・ブランソン」

 ハル・シティとの試合には敗れた。ポール・ランバート監督は解任された。チームは降格圏から抜け出せていない。だが、ジュードくんには手が差し伸べられた。何と、サイン入りの写真が、モウリーニョから届いたというのだ。

 ジュードくんの父親は、こう語る。

「ジュードが学校から帰ってきて、自分宛てでサイン入りの写真が届いているのを見つけた時、喜びながら驚いていたよ」

「額縁に入れて、ジュードの寝室の壁に飾るよ。手紙が読んでもらえたことが分かり、おそらく彼の頭にいつの日かビラを率いるという種が植えられたのは良いことだね」

 ジュードくんの願いのとおり、モウリーニョのサインがビラとの契約書に記される日が、いつかやって来ないとは言い切れない。

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