[2.14 FA杯5回戦 クリスタル・パレス1-2リバプール]

　FA杯は14日、5回戦1日目を各地で行い、リバプールはアウェーでクリスタル・パレスと対戦した。決勝が行われる日が、今シーズン限りでの退団が決定しているキャプテンMFスティーブン・ジェラードの35歳の誕生日ということもあり、何としても勝ちあがりたいリバプール。前半は1点ビハインドで折り返したが、イタリア代表FWマリオ・バロテッリを投入した後半に2ゴールを挙げて逆転。2-1で勝利してベスト8に勝ち進んでいる。

　プレミアリーグ所属クラブ同士の対戦となった一戦は、ホームのクリスタル・パレスが序盤から好機をつくる。前半16分には、最終ラインの裏を取ったMFドワイト・ゲイルがDFのクリアミスを逃さずにヘディングシュートを放つ。これはGKシモン・ミニョレに阻まれる。しかし、このこぼれ球をFWフレイザー・キャンベルがゴールに押し込み、クリスタル・パレスが先制した。

　先手を取られたリバプールは、ここから猛反撃を見せる。21分にはMFアダム・ララーナの横パスを受けたMFジョー・アランが1タッチでPA内のMFジョーダン・ヘンダーソンに縦パスを付ける。ヘンダーソンの1タッチでの折り返しを走り込んだララナがシュートしたが、GKフリアン・スペローニに阻まれた。

　その後もリバプールは積極的に攻めたが、GKスペローニの好セーブもあって得点を挙げられず。シュート数で17対3と圧倒したリバプールだが、1点ビハインドのまま、前半の45分を終えた。

　後半開始からリバプールは、10日のトッテナム戦でリーグ戦初ゴールを記録したばかりのバロテッリを投入する。9分にはヘンダーソンが出した浮き球のパスにスターリッジが反応。DFの背後で左足を振り抜くと、これがゴールに決まり、リバプールが同点に追い付いた。さらに12分にはバロテッリが、自身が倒されて得た直接FKから、低い弾道でシュートを狙う。これはGKスペローニに弾かれたが、こぼれ球をララナが押し込み、リバプールが試合をひっくり返した。

　逆転してからもポゼッション率でクリスタル・パレスを圧倒したリバプールは、追加点こそ挙げられなかったものの、このまま2-1で勝利。5回戦を突破している。

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